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東京オリパラ 汚職や談合は残念だが大会や選手たちまで汚されたわけではない [ヨモヤ]

東京オリンピック・パラリンピックが終わってから1年半ほど経つが、
いまだに悪い知らせが絶えない。

まず大きく騒がせたのがスポンサー契約を巡る汚職事件。
組織委員会の元理事で電通出身の高橋治之容疑者が、
AOKIホールディングスと出版大手・KADOKAWAからスポンサー選定などで便宜を図ったことへの謝礼などとして、
多額の賄賂を受け取っていた罪で逮捕・起訴された。
この件に関しては高橋容疑者だけでなく、
多くの関係者の逮捕に至っている。

さらにここのところで取りざたされているのが、
東京オリンピック・パラリンピックの運営業務をめぐる談合事件。
こちらに関しては、電通、セレスポといった大手イベント会社の責任が追及されている。

こうした不祥事が発覚すると、
「汚された東京五輪」
といった表現がされることが多い。
確かにイメージダウンにつながっていることは間違いないし、
オリンピックの利権により不正にお金が流れていたとすれば汚されたとも言えるだろうが、
行われたオリンピック・パラリンピックの価値すべてが下がるわけではない。

世界最高峰の舞台を目指して人生のすべてを懸けて戦った選手たち、
縁の下の力持ちとして舞台を作り上げた関係者の皆さん、
コロナ禍という難しい状況のなか大会を支えたボランティアの皆さん。
そうした方々の尊い姿までが汚されたわけではない。

オリンピックをめぐって悪い知らせばかりが届き、
嫌気がさしている方も少なくないだろう。
しかし、選手や支えた人たちのことを思うと、
負の側面だけで振り返ってほしくないと切に願う。

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