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夏の甲子園で印象的だった試合と言えば 「鳥栖工業 対 富山商業」 [ヨモヤ]

All About NEWSが
「『2023年夏の甲子園』で印象的だった試合ランキング」
という記事を公開している。
インターネット調査で回答者は202人ということなので、統計的な信頼性はイマイチだが、
上位4位までの試合は以下のとおり。

1位 決勝:慶應義塾 対 仙台育英
2位 準々決勝:仙台育英 対 花巻東
3位 準々決勝:慶應義塾 対 沖縄尚学
4位 3回戦:仙台育英 対 履正社

私は、それほど多くの試合を見られたわけではないが、
選ばせていただけるのなら
1回戦:鳥栖工業 対 富山商業
を挙げたい。
タイブレークにもつれ込み、延長12回、鳥栖工業が3-2でサヨナラ勝ちした試合である。

はじめは、佐賀県代表対富山県代表ということもあり、
地味な試合になるんじゃないかと予想していた。
それがイニングを追うごとに引き込まれた。

両チームとも、投手が素晴らしく、
それを盛り立てる守備陣も見事だった。
富山商業の二遊間が「アライバ」を完成させて盛り上がったが、
ほかにもファインプレーが続出した。

鳥栖工業の松延兄弟は、
捕手の兄が晶音(あぎと)、投手の弟が響(ひびき)ということで、
「仮面ライダーバッテリー」と呼ばれて話題になっていた。
出オチ感のある二人なのかと思ったら、野球の実力もすごかった。
一年生の響は、140キロ中盤の速球を投げ込んでいて、
来年以降注目の存在になる。

静かな序盤から、
中盤の守り合い、
後半の攻め合い、
と試合展開も絵に描いたようだった。
一投一打に、高校野球の面白さ、凄さが凝縮されていた。
何年か経っても、
「あの試合、よかったよなあ」
と振り返ることができる、
見たことを誇ることができる、
そんな素敵な試合だった。

※高校野球芸人として知られるかみじょうたけしさんも同感だったようで、こちらで熱く語っておられる。
https://www.youtube.com/watch?v=WMZLALtpiHg

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