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コンビニ内書店や無人書店 新しいタイプの本屋さんに高望みすること [ヨモヤ]

東京メトロ溜池山王駅の構内に店員のいない本屋ができたそうだ。
LINEを使って会員登録し、
発行された会員証で店に入り、
支払いはキャッシュレスのみだという。
このため、店員が常時いる必要がない。
駅ナカというとどうしても地代が高くなってしまうが、
人件費を浮かすことで出店を実現させた形である。

本屋が減っているのは全国的な傾向だが、
それは都内も例外ではないらしい。
運営する日本出版販売によれば、
都内の駅周辺の書店は2016年から5年の間に約120店が閉店しているらしい。

無人書店のほか、コンビニ内書店も増えてきている。
仕掛けているのはLAWSONで
「LAWSONマチの本屋さん」と呼んでいる。

どんな形であれ書店ができるのは本好きとしては嬉しいが、
実際に訪れてみると、がっかりすることもある。
コンビニ内書店は面積も大きく取れないし、その性質上やむを得ないとも思うが、
売れ筋の本や雑誌しか置いていなかったりするのだ。
古典と呼ばれるような本や、
センスが光るような本や、
新しい価値観を提示するような本は見られない。
あれでは、本との思わぬ出会いがあるようには思えない。
それでも本屋さんがないよりはずっといいが、
少なくとも私は、また行きたいとは感じられなかった。

もちろん本屋さんがないよりはいいのだが、
熱のない本屋さんが作られるだけでは、
素敵な何かが起きることはないように思う。
コンビニ内書店や無人書店に熱。
高望みとわかっているけれど。

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