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打撃成績ベスト10入りも見えてきた カブス鈴木誠也 [ヨモヤ]

カブス鈴木誠也のバットが止まらない。
日本時間9日の試合でも3打数2安打と活躍し、これで9試合連続安打。
打率は2割7分8厘に上昇した。

9月に入ってからは全8試合で安打を放ち、
32打数15安打。
打率にして4割6分8厘。
まさに「神ってる」状態にある。

今シーズンの前半、鈴木は苦しい時期を過ごした。
出場予定だったWBCを脇腹痛でキャンセル、
シーズンに入っても期待ほどの成績にはならなかった。

メジャーに移籍した日本人選手は何人もいるが、
鈴木誠也はそのなかでも屈指の存在だと思う。
日本で残してきた成績はもちろん、
年齢的にももっとも油が乗った時期での渡米であり、
一年目から大いなる活躍が期待された。

そのなかでの
2割6分2厘、ホームラン14本は、
周囲の期待に応えたとは言えないものだし、
本人も納得できなかっただろう。
今年に賭ける思いも強かったと思うし、
だからこそ前半の不振は悔しかっただろう。

9月8日の試合終了時点で、
鈴木の打率は2割7分5厘だった。
これはナショナルリーグ第18位。
9日の試合で2割7分8厘まで引き上げたが、
これは8日時点では第13位に当たる。
さらに、第10位の選手の打率が2割8分1厘だから、
もうトップ10入りは目前である。

鈴木に期待されている役割は、
ホームランであり、打点であろうが、
こちらは昨年より改善されるものの、今シーズンも十分な成績ではない。
しかし、優勝争いをしているチームをど真ん中で引っ張り、
正念場の9月に成績を上げている姿は、まさに中心選手のそれである。

なんとかポストシーズンに進出して、
そこでも存在感を見せてほしい。
そして来年はタイトル争いにも絡んでほしい。
鈴木が本来の力を発揮すれば、それは絵空事ではない。

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