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忘年会 無理にやるものでもなし [ヨモヤ]

東京商工リサーチによる「忘・新年会に関するアンケート」の調査結果がネットに掲載されていた。
忘・新年会開催予定の企業は54.4%と昨年の38.6%からは大幅に上昇したが、
それでも約半数は予定なしという結果であった。
都道府県別では、
最高は沖縄県の78.7%、
最低は埼玉県の41.1%だったそうで、
随分と差があることに驚く。

「コロナ禍前は実施したが、今回は実施しない」との回答がかなりの割合を占めており、
コロナ禍を経て、「忘・新年会離れ」が進んでいることが明らかになった。
このあたりは実感どおり。

忘・新年会を開催する目的として最も多かったのは
「従業員の親睦を図るため」で、次いで多かったのは
「従業員の士気向上のため」。
反対に開催しない理由としては、
「開催ニーズが高くないため」
「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」
が多数だったという。

飲み会によって親睦が図られる面はあるのだろう。
職場ではできない話ができたり、
知らなかった一面がうかがえたりする可能性はある。
しかし、気が乗らないながら参加している人間も少なくないと考えられる。
それでもコロナ禍までは
「お仕事、お仕事」という割り切りで気持ちを殺していたのだろうが、
今となっては我慢してまで参加する意味が薄れているのが本当のところだろう。

コミュニケーションを図り、チームの士気を高めるため、
よかれと思って開催する忘・新年会が、
社員の負担になっていては本末転倒である。

飲み会が減ったことを寂しく感じる人も少なくないだろう。
気持ちはわからなくもないが、
世の中は変わったのであり、これはもう仕方がない。
飲みたい人が飲みたい人と飲む。
それでいいのだと思う。
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