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イクイノックスか リバティアイランドか [ヨモヤ]

「ロンジンワールドベストレースホースランキング」なるものがある。
世界の主要な競馬のレースを対象に審査し、競走馬をレーティングしたもので、
現在の世界1位は日本のイクイノックスである。

そのイクイノックスは、過去9戦して7勝。
近7戦はGⅠ競走のみに出走して、現在5連勝中。
昨年の年度代表馬であり、
先の天皇賞秋では日本レコードを記録した。
向かうところ敵なし、完成の域に達している超一流馬である。

そのイクイノックスがジャパンカップに出走するとあっては、
普通なら1強となる。
しかし、ひょっとしたらイクイノックスを止めるのではないかと期待される馬がいる。
3歳牝馬リバティアイランドである。

リバティアイランドは、過去6戦して5勝。
近4戦はGⅠ競走のみに出走して、4連勝中。
しかし、リバティアイランドが戦ってきたのは同世代の牝馬だけ。
同じGⅠ連勝でも、世代や性別や国境さえも超えて勝ち続けているイクイノックスとは価値が違う。
それでもリバティアイランドに注目が集まるのは、
オークスの勝ちっぷりが史上最強クラスだったこと、
重量差があることもあってジャパンカップでは牝馬の活躍が目立つこと、
といった理由がある。

この2頭のほか、
ダービー馬ドウデュース、
GⅠ競走を3勝しているタイトルホルダー、
去年の覇者ヴェラアズール、
2冠牝馬スターズオンアース、
潜在能力が高く評価されるダノンベルーガ、
といった馬が出走する。
実績馬が揃ったが、焦点はイクイノックス対リバティアイランドに絞られる。

強い馬は毎年誕生するが、
歴史に残るクラスの馬が同じ年に複数いることはあまり多くない。
そして同じレースを走ることはさらに希少である。
イクイノックスとリバティアイランドの両陣営が、
正々堂々この路線を選んでくれたことに感謝したい。

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