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iDeCoの加入期間の延長が実施されれば間違いなく朗報 [資産運用]

日本経済新聞の報道によれば、
厚生労働省が確定拠出年金の制度を大幅に見直すとのことである。
掛け金を65歳まで払えるようにし、加入手続きも簡素にするらしい。

確定拠出年金と言われてもあまりピンと来ないかもしれないが、
iDeCo(イデコ)と言い直せば、どこかで聞いたことがあるのではないだろうか。
要は、公的年金に上乗せする私的年金の一種であり、
加入者が投資信託などから任意に運用し、
その運用成績に従って年金として受け取れる仕組みのことである。

大切な老後資金を運用するなんて危なっかしい、
と思われる方もおられるだろうが、安心していただいていい。
元本保証型の預け先もあるからである。

今度は、元本保証なら貯金と変わらないじゃないか、
と思われる方もおられるだろうが、そうではない。
大幅な税制優遇が受けられるからだ。
貯金をしたところで利回りはほとんどゼロだが、
iDeCoなら掛金も受け取り時も税制優遇が受けられるから、
リスクなしでお得である。

つまりiDeCoは、
毎月天引きでコツコツ始められる自主的な上乗せ年金で、
貯蓄と同じくリスクのないものも含め、
いろいろな商品によって運用することができ、
大幅な税制優遇も受けられる、
という、実にお得な制度である。

これまで、iDeCoの払込み期間は60歳までとなっていた。
この制度が公務員に解禁されたのが2017年のこと。
つまり、この段階で55歳だった人は、わずか5年しか払い込めないことになっていた。
(59歳だった人は1年こっきり)
これはあまりにもご無体な話だと思っていたので、5年間延長されたのは朗報である。

若いうちから老後の心配ばかりをするのも、何となく気色悪いが、
iDeCoなら、天引きなので自然に貯まっていくし、
自分で商品も選べるので投資の勉強にもなる。
月々の掛金に上限があり、これだけで老後が安泰とはならないが、
お勧めの制度である。
というか、やらない手はないという気さえする。

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