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令和相場はいきなり試練  ~ 2日連続の大幅減でスタート ~ [経済を眺める楽しみ]

10連休明けの令和相場は、いきなり試練にさらされている。
平成時代の最終日、4月26日の終値は22,258円だったが、
令和の初日の終値は21,923円、
2日目の終値は21,602円、
2日で650円以上下げてしまった。

連休明けはご祝儀相場が期待されていたのに、それとは裏腹のこの下げ。
直接の原因とされているのは、
トランプ大統領が対中関税を引き上げるとの方針を示し、強硬姿勢を鮮明にしたこと、
ではあるが、
そうした外的要因で一気に下げてしまうのは、日本経済に力がないとみなされているからでもあろう。

しかしまあ、最初悪いから、この後ずっと悪いかというとそうでもないはずだ。
平成は、最初の年にこれでもかというほど上がり、
次の年から長期低迷に入ってしまったから、
最初が良くても楽観はできないといういい見本になっている。
(とはいえ、いいときが一度もないよりはましだが。)

アメリカの景気は堅調のようで、
このことは下支え要因になると思うが、
強気相場が続き過ぎていることは心配である。
中国への過度な期待は多くの人がしていないとは思うが、
クラッシュのような状況にはならないでいただきたい。
そこは、うまくやるだろうと思うけれど。

やはり大切なのは、日本企業の頑張りである。
日本経済のパイ自体は拡大しなくても、
上場企業が業績を上げ続けることは可能である。
そうなれば、株価にも反映されてくるはずだ。

どの企業も、新しい時代にふさわしい経営のあり方を模索していると思う。
勝ちパターンを見つけた企業を見つけるのが、投資家の腕の見せ所なのだろう。

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