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なぜ競争力が低いのか 官民挙げて考えたい [ヨモヤ]

世界にはいろいろなランキングがあふれている。
眉唾もののランキングも少なくないし、
欧米に甘いと思われる採点となっているものも見受けられるから、
日本の評価が低くても、いちいち真に受ける必要はない。
しかし、反省すべき点を突いてくる調査には、真摯に向き合うべきだろう。

スイスの有力ビジネススクールIMDが、2019年の世界競争力ランキングを発表した。
1位 シンガポール
2位 香港
3位 アメリカ
と続くこのランキングで、日本の総合順位は30位。
前年より5つ順位を下げており、比較可能な1997年以降では過去最低となった。

日本の弱点とされているのは、「ビジネスの効率性」。
加えて「政府の効率性」についての評価も低い。
その他、「国際経験」「起業家精神」でも下位に甘んじている。
一方、評価されているのは、「環境技術」「平均寿命」など。

このランキングが低いからといって、実際にビジネスの現場でも負け続けるかというと、必ずしもそうではないと思う。
また、評価の方法への異論もあるだろう。
それはそれとして、一つの評価として正面から受け止めたい。

日本の国際競争力は下がっている。
そして、アジア各国はメキメキ力をつけている。
今のままでは、日本の地盤低下は避けられない。
各種ランキングものでは、それぞれの観点で順位が付けられる。
無料で客観的な評価をしてもらっているのだから、
ついていると思って、その指摘に耳を傾けよう。

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