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映画評 「最高の人生の見つけ方」 [映画評]

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演して大ヒットした同名映画のリメイク。
ジャック・ニコルソンが演じた大富豪役を天海祐希さんが、
モーガン・フリーマンが演じた庶民役を吉永小百合が演じる。
監督は犬童一心さん。
直近で観た「引っ越し大名!」は、イマサンくらいだったが、今作はどうか。

映画は、予告編で予想されたとおりに進む。
ほとんどすべてが、予告編で伝えられた範囲内。
ある意味期待どおりと言えなくもないが、映画としては寂しい。
いろいろな展開はあるが、観る側の想定内のまま映画は終了。
作り込まれてるなあ、
プロの仕事だなあ、
と思わせてもらえる要素は、残念ながら見当たらず。

それでも、ベタな展開だけにわかりやすくはあり、
退屈極まりないという映画ではない。
吉永さんも天海さんもわかりやすい演技で興味をつないでいかれる。
ここまでベタでわかりやすいと、まあ、これもありかな、という気もしてくる。
ありがたみはまるでないが。

泣かせどころも多々あり、
これも、これはこれで。

吉永小百合さんは70歳の役。
実年齢が74際だから、年相応の役と言える。
お元気そうで何よりである。
天海祐希さんも、楽しそうに演じられている。
吉永さんの娘役を演じられた満島ひかりさんが素敵だった。


「最高の人生の見つけ方」は、期待を高めずに観に行くのがポイント。
期待さえしなければ、そんなに深手は負わない。
期待してしまったのなら、その期待が失せるのを待ってから観るのが得策かと思う。

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映画評 「スペシャルアクターズ」 [映画評]

インディーズ映画として空前のヒットを記録し、
社会現象に近い熱狂を起こした「カメラを止めるな!」は、
私にとっても特別な映画になった。

日本経済新聞夕刊の評を読み、
封切り日に観に行くも、2回先まで満席。
献血やらなにやらで5時間ほど稼ぎ、ようやく鑑賞。
前半の「何これ?」
から、後半に怒涛の回収。
家族愛、映画愛も熱く、
「凄いの観た」
と腰が抜けた矢先、監督さん以下がサプライズの舞台挨拶。
この面白さを広めたいと、
Facebookで映画ファンを募って鑑賞したのも、いい思い出。

その「カメ止め」を撮った上田慎一郎監督の最新作となれば、期待しないわけにはいかない。
合作映画だった「イソップの思うツボ」も観たが、
やはり真価は本作で問われる。
そして・・・・・

シナリオは凝っているのだが、凝ろうとして凝っている感じ。
どんでん返しの連続なのだが、
凝ろうとしていることが伝わってしまっているだけに、
なにがどう転んでも意外感がない。
はい、そう来ましたね、
というだけ。
低予算の「コンフィデンスマンJP」という感じ。
だったら、長澤まさみさんが出てる方がいい。

今回も、俳優陣はワークショップで発掘した一般には知られていない方々。
それは別にいいのだが、
成功しているかと言うと、なんとも言えない。
素人くささが悪い面に出てしまった感がある。

今作は、「カメ止め」に比べると、はじめから多くの劇場で公開されている。
しかし、上田監督の最新作ということで待ちかねたファンが殺到しているかというと、
どうやらそうでもない。
宣伝も十分だったとは思えない。
本作は、残念ながら興行的にも苦戦するのではないだろうか。
となると、次回作が上田監督の正念場になる。
驚かすことにこだわらず、
自らの映画愛に導かれた映画を作られることを願う。

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日本シリーズ予想  ~ どう見てもソフトバンク有利だが・・・ ~ [ヨモヤ]

令和最初の日本シリーズが始まる。
顔合わせは、ソフトバンク対巨人。
世の中は、
台風19号による被害の復旧と
ラグビーワールドカップの話題で持ち切り。
正直、日本シリーズはあまり注目されていない。
しかし、今シーズンのプロ野球の総決算。
野球ファンは、しっかり楽しみにしているはずだ。

輝かしい実績を誇る両チームだが、
ソフトバンクは、ペナントレース2位から、クライマックスシリーズを勝ち上がっての進出であり、
対する巨人は、ペナントレース優勝からの堂々の進出。
こうした背景から、心情的に巨人に勝って欲しいと思う人も多いだろうが、
普通に予想すれば、どう見てもソフトバンク有利に映る。

まず、セとパの力の差がある。
ここ10年間で、
交流戦は10年連続!でパが勝ち越し、
日本シリーズはパの8勝2敗。
差は歴然としている。

戦力的に見ても、
打つ方はほぼ互角としても、
投手陣はソフトバンクがかなり上回っているように思える。
特に、ブルペン陣は強力で、次から次にいい投手が出てくる。
日本シリーズを戦い慣れているのもソフトバンクの強みである。

巨人は、菅野が万全でないのが苦しい。
菅野がしっかり投げられれば、いかにソフトバンクとしてもつかまえることは難しいだろうが、
不十分なコンディションでは抑えきることはできないのではないだろうか。

また、ヤフオクドームから始まるという日程もソフトバンクには追い風である。
本拠地では日本シリーズ12連勝中なのだ。

こうやって分析していくと、ソフトバンクが負けるとは思えないのだが、
予想どおりに行かないのが野球というもの。
特に短期決戦では、何が起こるかわからない。

勝負は時の運、どちらに転ぶかわからない。
ただ、いい試合が見たい。
やっぱり野球は面白い、と皆が思えるような試合が見たい。

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そりゃ、随分ひどい話 ~ オリンピックの華 マラソンが別の都市? ~ [ヨモヤ]

夏が暑い、というのは、大抵の人が知っている話。
だから、いいコンディションでオリンピックを開催しようとするのなら、
本来は秋にやればいい。
実際、前の東京大会では10月開催だった。

7月開催になったのは、アメリカのテレビの都合かなにかと聞くが、
決まった以上、その条件の中で頑張るしかない。
それを今さら。

国際オリンピック委員会のバッハ会長は、東京五輪のマラソンと競歩の会場について
「IOC理事会と大会組織委員会は札幌市に移すことに決めた」
と、おっしゃったのだそうだ。
ちょっと、ひどい。

国際オリンピック委員会とすれば、
選手の健康が一番であり、
移すのはマラソンと競歩だけだ、
と言うのかもしれないが、今さらそんなことを言い出すのはあんまりだ。
両競技のために全力を尽くして準備してきた人が報われない。
チケットを買った人は、だまされたような気分だろう。

マラソンは、オリンピックの華、と言われる。
マラソンの記憶が、そのオリンピックの記憶とセットになっている人も少なくないと思う。
日本選手のメダル獲得の可能性はかなり低いと言わざるを得ないが、
それはそれとして、オリンピックのマラソンは格別なものがある。
それが別の都市で開催されてしまったら、
東京大会っていったい何なんだ、という感じである。

開催地である東京が納得ずくなら、まだいい。
どうもそうではなく、国際オリンピック委員会がある意味、独走して決めてしまっているようだ。
選手ファーストはいいが、
準備している人たちの気持ちが全くわかっていないようなのは実に嘆かわしい。
開催都市の気持ちを斟酌しない組織委員会って、あっていいのだろうか。

東京の7月が暑いことなんか、ずっと前からわかっていたのに。
それはないよなあと思う。

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映画評 「空の青さを知る人よ」  ~ ヤバイ。この映画が好きだ。 ~ [映画評]

私もそうだが、ブログやらなにやらで映画評を書いている人は、何が目的なのだろう。
私は、映画ファンとして、いい映画を広めたい、という思いで書いているつもりである。
記録的な意味もある。
だが、心のどこかに、
「こんな映画が好きなんだぞ。どうだ、カッコいいだろう」
「この映画がわかるんだぞ、えっへん」
といった顕示欲がないかと言われれば、ないこともないような気がする。(ない気もするが)
この顕示欲は、
皆がつまらないと思うような映画、わかりやす過ぎる映画、批評家受けしないような映画、
などなどを、うかつに褒められないという感情につながりかねない。

本作「空の青さを知る人よ」は、難しい立ち位置の作品だと思う。
これを手放しで褒めなどしたら、なんだか笑われてしまいそうだ。
だって、過去から時間を超えてきた高校生が出てくる話なのだ。
この存在が、すっと受け入れられて、
なんだか都合よく話が展開していく映画なのだ。
いや、そういうの駄目でしょう。

なのだが、
ヤバイ、映画を観ながら、えらく楽しんでしまっている自分に気づく。
いやいや、こんな子供だましのハチャメチャ映画、面白がっちゃ、駄目でしょう。
こういうの喜ぶから、日本の映画からタイムスリップものが消えないんだから。

なのだが、
心がグイグイ揺さぶられてしまって。
しまいには、こらこら、泣きそうになってしまって。
はい、私、この映画が好きです。
この映画への各方面からのご批判はごもっともです。
おっしゃるとおりと思います。
でも、好きになってしまったのです。

この映画を作ったのは、
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
「心が叫びたがってるんだ。」
で知られるクリエイターチーム「超平和バスターズ」。
監督も同じく長井龍雪さん。
「あの花」はイマイチわからなかったし、
「ここさけ」も楽しんだけど、あちこち引っかかったのだが、
本作はずっぽり楽しんだ。

ストーリーは、荒唐無稽。
リアリティは全くない。
なのだが、
知っているあの人のことが描かれているような、
自分のことが描かれているような、
そんな気持ちになる。

正直に言って、
「天気の子」より、こちらの方が好きです。
なんだか、ソワソワします。
「JOKER」より、こちらの方に心を揺さぶられました。
なんだか、恥ずかしいです。

傑作にはほど遠いし、
カルト的な魅力もないし、
誰にでもはまる映画でもないと思う。
でもヤバイ、私、この映画が好きだ。
全然映画評になっていない。
ヤバイ、単にこの映画が好きだ。

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小泉大臣の「セクシー」発言で思う  ~ もともと「あり」だと思うし、それをほじくるのもどうかと思うし、一部を切り取るのもどうかと思う ~ [ヨモヤ]

小泉環境大臣が、国連気候行動サミットの非公式会合後の記者会見で、
「気候変動のような大規模な問題に取り組むときはセクシーでなければならない」
と発言したことが話題になった。
「なんじゃ、それ?」
というリアクションが多かったようだが、個人的には特に奇異とは思わなかった。

ちと古いが、2005年度の全国高等学校サッカー選手権大会で優勝した野洲高校のモットーは、
「セクシー・フットボール」
だった。
ひょっとして、セクシーをイコール「性的魅力」と理解した人がいたのかもしれないが、
ここでいうセクシーは別な意味を持っている。
それが何かを説明することは、小泉大臣がおっしゃるとおり「セクシーではない」。

しかし、この問題が意外に広がりを見せ、
国会で質問主意書が出されるまでになった。
いや、本当の話である。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/200/syup/s200006.pdf

これに対し政府は、
「『sexy』という語は文脈によって意味することが異なり得るため正確な訳出は困難」
「直近5年間において国務大臣が『セクシー』という単語を用いて政府の政策を評価または形容した事例は見当たらない」
「ロングマン英和辞典(初版)によれば『(考え方が)魅力的な』といった意味がある」
とする答弁書を決定したのだという。
笑ってしまうが、現実に国会で行われているやり取りである。

マスコミなどでも、
「セクシーってなんだ?」
「意味が分からない」
などと突っ込まれているが、話の流れを確かめると不自然ではない。
セクシー発言は、こういう流れでなされていた。

ネットに動画として流れている小泉大臣の流ちょうな英語を、
私が聞き取って書いたので多少間違っているかもしれないが、
概ねこんな感じである。
大臣は、ノー原稿で話されている。

On tackling on this issue, everything gonna be fun.
And she added “Also sexy”.
(爆)
I totally agree with that
In politics there are so many issues, sometimes boring, but tackling on such a big scale issue like climate change, it gonna be fun, it gonna be cool, it gonna be sexy too.

ここで she とは、小泉大臣の隣に座っていたクリスティアナ・フィゲレスさんというコスタリカの外交官で、
気候変動枠組条約の第4代事務局長を務められた方である。
つまり、小泉大臣が、
「この問題に立ち向かうには、楽しくなければならない」
といったところ、フィゲレスさんが
「それに、セクシーにもね」
と加えたという話である。
そして二人は、顔を見合わせて大きく笑っている。

どうもマスコミは、後段だけを取り上げているようだ。
なぜか?
記者会見の模様を確認しなかったために、フィゲレスさんの発言を知らなかったのか、
意図的に小泉大臣を貶めようとしたのか、
なんの意図もなかったのか。
いずれにしても、話の一部を切り取るのはどんなものだろう。

なんにしてもセクシーに行きたいものである。
どういう意味かは聞かないでいただきたい。

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シーズンの頑張りがすっかり薄らぐ西武の4連敗 [ヨモヤ]

去年の西武ライオンズは、
ペナントレースで2位以下を離して優勝したにも関わらず、
クライマックスシリーズではソフトバンクから1勝しかできずに敗れ去った。
シーズンで優勝したチームが圧倒的に有利な仕組みとなっているクライマックスシリーズで負けてしまうのは、
パ・リーグでは2回目のことだった。
負けた西武の辻監督は、あいさつで悔し涙をこらえきれず、
「悔しいです。まさか今日、2018年のシーズンが終了するとは考えてもいませんでした」
「この悔しさをもってチーム力を上げていかないと」
と声を絞り出した。

あれから1年。
菊池、浅村といった主力選手が抜け、大幅な戦力ダウンとなった西武は、
既存メンバーの底上げに成功し、予想を覆して優勝した。
それは、称賛に値する見事な戦いだった。
しかし、去年の悔しさを晴らすには、クライマックスシリーズでやり返すしかない。

結果は、昨年以上の惨敗。
西武は1勝もできず4連敗。
自慢の打線は火を噴かず、
平均失点8点という無残なやられ方だった。

ソフトバンクは強い。
特にポストシーズンになると、
手ゴマの豊富さをフルに活用できるうえに、
監督も選手も勝ち方を十分に知っている。
しかし、それにしても、である。

もちろん、長いペナントレースを勝ちきることの価値は高い。
ポストシーズンで負けたとしても、その価値は消えないという意見もあるだろう。
しかし、ポストシーズンとセットでシーズンであり、
優勝チームが本拠地で4連敗、
しかも2年連続で敗退、
となってしまっては、
さすがに何だったんだ、という感じになる。

ファイナルステージへの準備の仕方、
選手の使い方、
相手チームの分析など、
去年の教訓がまるで活かされなかったのは残念でならない。

優勝チームが短期決戦で負けてしまうのは理不尽、
との意見がある。
確かにそうだが、
優勝チームは堂々と勝ち抜いてほしい。
西武ライオンズの素晴らしいシーズンが、
この4試合ですっかり薄らいでしまった。
本当に残念である。
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台東区の避難所へのホームレス入所拒否は悩ましく難しい問題 [ヨモヤ]

台東区が、避難所へのホームレスの方の受け入れを拒否したことが、ネットで論争を起こしている。
ウーマンラッシュアワーの村本さんが、
「ホームレスを区が受け入れられないのは税金を払っていないからというツイートをみた。おれは高い税金を払ってる。それは税金を払えない人の分も負担させてもらってる。だから社会ってのは税金を払ってない人もいていい場所。税金は払える人が払えばいい。社会は誰であっても1人も見捨ててはいけない」
とツイートしたところ、
「初めて村本氏に同意」
「村本のくせにいいこと言う」
など、賛同の声が広がっているそうだ。

村本さんのツイートの税金のくだりはよく理解できないが、
「誰も見捨ててはいけない」
「ホームレスの方も同じ人間」
といった言葉に反論できる人はいないと思う。
ド正論である。
しかし、現場はそう簡単ではない。

大前提として、一般に避難場所は、川沿いや傾斜地にお住いの方など、
危機に陥っている人たちのための場所である。
となると、住所が定まっていない人たちの優先度が低くなるのはある程度仕方がないと思う。

避難して来られたホームレスの方が、病気をされているとか、怪我をされているなどという場合は、
住所があろうがなかろうが、避難させてあげるべきだろうと思う。
そうでない場合は、避難所の環境も考えざるを得ない。
子どもやお年寄り、病気の方などが避難されていたとしたら、
ホームレスの方を受け入れるべきかどうか、簡単には言えない。

繰り返すが、
「ホームレスの方も守るべき」
という意見は正論である。
誰だって、そうしたい。
しかし、突如訪れた、事前準備もシミュレーションも全くできていない状況で、
目の前にいる避難されている方々のことを考えると、
簡単には動けないことも理解できる。
どんな状況だったかもわからないなかで、正論だけで現場の対応を批判するのは避けたい。
難しい問題だと思う。

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行け!行け!BABYMETAL [ヨモヤ]

BABYMETALが、アメリカでは初のアリーナ公演となる
「BABYMETAL METAL GALAXY WORLD TOUR LIVE AT THE FORUM」
を開催した。
THE FORUMは、収容人員17,500人という大会場。
ここがソールドアウトになったらしい。
会場は大盛り上がりとなり、何度もモッシュが発生したという。

当日は、3年半ぶりとなる3枚目のアルバム
『METAL GALAXY』の発売日。
このアルバムも、
アメリカ、イギリス、日本、フランス、ドイツ、スウェーデンなどで好調なチャートアクションを見せているという。
まずは目出度い。
ちなみに私がアメリカのiTUNESチャートを見たときは、5位だった。
iTUNES.jpg

この3年間、BABYMETALは厳しい日々を過ごしてきた。
なんと言ってもYUIMETALの脱退が最大の衝撃だった。
3人組ユニットから1人抜けてしまうのは、あまりにも痛い。
神バンドのギタリストだった藤岡幹大さんが急逝するという悲痛なニュースもあった。
なにやらバンドの方向性がはっきりしなかったり、
活動の軸がぶれているように見えたときもあった。

BABYMETALは、アイドルとヘビメタの融合という意外性で注目を集め、
十代の女の子たちの激しいダンスという衝撃が世界に波紋を広げ、
演奏と楽曲の良さで音楽ファンにも認められた。
しかし、どんなに衝撃が大きくても、続けているうちに見ている側に「慣れ」が出てくる。
それは「飽き」につながる。
そして、メンバーも成長していく。
メンバーの成長は、もちろんいいことなのだが、
少女である衝撃が薄れて行ってしまうという宿命に立ち向かうことにもなる。

これからも紆余曲折あるだろうが、すくすくと大きくなって欲しい。
そして、世界を笑顔にして欲しい。
BABYNETALにはそれができる可能性がある。

タグ:BABYMETAL
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期待と不安を胸に待つ オザケンのニュー・アルバム [ヨモヤ]

1995年ごろ、オザケンこと小沢健二くんの人気は、そりゃもうすごかった。
(もう50歳とかになるが、ここでは「くん」で通させていただく。それの方が、小沢くんらしいので)
リアル王子様、
という感じで、女子のハートをわしづかみにしていたものだ。

私は、小沢くんが組んでいたユニット、フリッパーズ・ギターが大好きだった。
彼らは3枚しかアルバムを残さなかったけれど、どれもよく聴いた。
中でも2枚目の「CAMERA TALK」は、
今でも
「無人島に持っていくとしたらこれかな」
と思うほどの、特別な一枚である。
フリッパーズの解散後、
相方の小山田圭吾くんが「THE FIRST QUESTION AWARD」というアルバムを出し、
フリッパーズは小山田くんだったんだなと思ったが、
ブレイクしたのは小沢くんの方だった。

ソロ第1作「犬は吠えるがキャラバンは進む」もそこそこ売れたが、
第2作の「LIFE」ではねた。
素敵な曲の詰め合わせで、なんど聴いても飽きない。

そのまま、国民的なスーパースターになっていくのかと思いきや、
その後、なんだか遠くに行ってしまった。
寂しかったが、小沢くんらしくも思えた。

そんな小沢くんが、17年ぶりに歌入りのアルバムを発表するという。
タイトルは、『So kakkoii 宇宙』。
なんだか不安が募るタイトルだが、小沢くんが帰ってきてくれたのならうれしい。

いつか、フリッパーズが再結成されないかな、などと夢見たりする。
そんなわけないし、
そんなことはない方がいいのかもしれないけれど、
また二人が照れ笑いを浮かべながら一緒のステージに立ったりしたら素敵だな、
などと思い描いたりする。
冗談でもいいから、そんなシーンがあったらいいな、と思う。
ない方がいいとも思うけど。(以下、繰り返し)
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