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いくら封じ込めに成功しても 真似できないし真似したくもない中国の都市封鎖 [ヨモヤ]

新型コロナウイルス感染爆発の発端となった中国。
しかし、ここ数か月は感染者が抑え込まれている。
現在、延べの感染者は約9万人。
アメリカの600万人、
インドやブラジルの400万人と比べると圧倒的に少ない。
震源地であること、
世界最多の人口を有すること、
を考え合わせるとなおさら驚きである。

9月9日付の日本経済新聞に、感染を抑えるための中国得意の手法として「都市閉鎖」が紹介されており、実例として、以下のような内容が書かれていた

・・・・・
7月16日、新疆ウイグル自治区で約5か月ぶりに感染者が発生した。
すると中心都市のウルムチ市政府は、新規感染者がまだ1人であるにも関わらず、翌日から全市民の外出を禁じた。
自宅玄関はテープで封鎖され、外出すると破れて見つかってしまう。
食料などの買い物は政府が手配してくれるが、好きなものは選べない。
こうした都市封鎖が1か月半に及んだ。
・・・・・

これなら確かに感染は広がらないだろう。
感染者が1人しかいないのに、強制的に外出させないのだから。
どこまで本音かわからないが、中国の人も、「感染拡大を防ぐためなら仕方がない」と納得しているという。

ここまでするのは、ひょっとしたら中国でも特殊な例なのかもしれない。
ここまでしているから、安全が保たれているのかもしれない。
それにしても、と思う。
日本とは、人権の概念も、自由の概念も違うとわかっているが、それにしても、と思う。

今回のコロナ騒動で、中国は世界に先駆けて立ち直った。
それを利して、経済支援やワクチンなどで、各国に恩を売るだろう。
しかし、今回の顛末で尊敬や信頼を失ったのも確かだと思う(もともとはあったとして)。
中国がどんなに大きな国になっても、憧れる気持ちはとても持てないというのが、多くの人の感想ではないだろうか。

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