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誇っていい 田中将大のメジャーでの7年間 [ヨモヤ]

マー君ことヤンキースの田中将大選手が今シーズン公式戦最終登板のマウンドに立った。
残念ながら有終の美とはいかず、4回5失点で負け投手。

この試合が注目されたのは、今年の最終登板であったのと併せて、
ヤンキースとの7年契約の最終登板となったから。
ビシッと締めたかったところだろうが、なかなかうまくいかない。

もちろん、シーズンはまだ終わったわけではない。
異例に短いペナントレースが終われば、今度は異例に長いポストシーズン。
両リーグで合計16チームが進出し、ワールドチャンピオンを目指す戦いが始まる。
田中は、プレーオフ第1ラウンドのワイルドカードシリーズで、第2戦の先発が濃厚とされている。
不完全燃焼のシーズンを、熱く燃え上がらせることができるかどうか、
ここからが本当の闘いになる。

日本での最終年、田中は24勝0敗というとんでもない成績を残した。
この数字と比較すると、メジャー移籍後の成績はそこまでの輝きはない。
歯がゆく思っている人もいるだろう(実は私もその一人)。
しかし、7年間ローテーションを守り続けた功績は小さくない。
昨年まで、
13勝
12勝
14勝
13勝
12勝
11勝
とすべての年で二桁勝利を上げたのも立派である。

そして、私がなによりすごいと思うのは、
ヤンキースという常勝を義務付けられているアメリカ最高の人気チームにあって、
エースという地位を築いたことである。
絶対的なエースにはなれなかったし、
エースにふさわしい数字かどうか微妙ではあるが、
なにはともあれヤンキースのエースという看板は重い。
最多勝より、
いやサイ・ヤング賞より重いと思う。
日本の野球少年が海を渡り、ヤンキースのエースになる。
漫画の世界である。

田中のポストシーズンでの強さは折り紙付き。
しかも、今年はサイン盗みもない(はず)。
であれば、これまで以上の投球も期待できるかもしれない。
へんてこりんなシーズンだが、一応最後まで勝ち続ければワールドチャンピオン。
7年間の総決算に、すてきなご褒美があるように祈っている。

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