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海外からの観客受け入れ断念 だからこそ見せたい日本のこころ [ヨモヤ]

東京オリンピック・パラリンピックをめぐる政府、東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会の5者協議が行われ、
海外在住の一般観客の受け入れ断念で最終合意したとの報道がなされた。
新型コロナウイルスの感染収束が見通せないことから、自由な入国を保証するのは難しいと判断したものである。

小池知事は
「安全安心を最優先することで、大会を成功させる流れを確実にしていきたい。やむを得ない判断だ」
と述べられ、
IOCのバッハ会長は
「我々はこのパンデミック(世界的大流行)が起きた当初から、犠牲が必要になると言ってきた」
とコメントされたという。

平和の祭典であるオリンピックの良さは、世界中から人が集まり、
肩をたたき合い、酒を酌み交わし合い、笑い合うことにある。
海外の一般客を受け入れないとなると、オリンピックの持つ良さの大きな部分が失われる。
経済的なダメージもさることながら、意義の一部が失われるのは本当に残念である。

しかし、だからこそ日本のこころを示したい。
選手たちを温かく迎え、
多くの選手にとって人生の集大成となる場面をしっかり盛り上げたい。
特殊なオリンピック・パラリンピックになってしまうが、
あってよかったとアスリートたちに思ってもらえるような大会にしたい。

コロナの収束はいまだ見通せず、
本当にオリンピック・パラリンピックが開催されるかどうかも不透明な状況にある。
開催すべきではない、という意見が多いのが現状である。
ただ、もし開催されることになったら、そのときはしっかり迎えたい。
しっかり運営したい。
反対されている方にとって開催は不本意かもしれないが、、
開催が決まった後、何か不都合なことがあるたびに、
「だから言わんこっちゃない」といった冷笑的な態度は見たくない。
そこから生まれるものがあるとは思えない。

海外からの観客のいない大会を盛り上げ、成功に導くというのは、とんでもないチャレンジである。
2021年にオリンピック・パラリンピックを開催する日本にしかできないチャレンジである。
こころをひとつにして成し遂げたい。

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