SSブログ

映画評 「まともじゃないのは君も一緒」 [映画評]

成田凌さんが出ている映画には、いわゆる「ハズレ」がないような気がする。
「愛がなんだ」以降は、
「さよならくちびる」もよかったし、
「糸」にも泣かされた。
「窮鼠はチーズの夢を見る」はちと微妙な感もあったが、成田くんの芝居は素晴らしかった。

共演は清原果耶さん。
清原さんも「ちはやふる」をはじめ、いろいろないい映画に出演され、女優としての地位をしっかり確立されている。
この二人が絡むのなら、楽しくならないはずはないと期待できる。

多くの映画が、小説や漫画が原作だが、本作はオリジナルストーリー。
頭も顔もいいが、ちょっと普通じゃない成田さん演じる男性予備校教師と、
彼を普通の男に導こうとする清原さん演じる女子高生の話。
二人の掛け合いが絶妙で、にやにやしながら観ることができた。
大きな展開があるわけではなく、
途中にあるエピソードはありがちなものであり、
オチも多くの人が想像するとおりではあったが、
それでいいと思わせてもらえる映画だった。

高校生カップルを演じる山谷花純さんと倉悠貴さんの二人がよかった。
普通じゃない二人との対比が愉快。

監督は前田弘二さん。
作品を観るのははじめてだが、次回作が楽しみになった。

「まともじゃないのは君も一緒」は、にやにや観られる楽しい映画。
成田凌さんと清原果耶さんの会話は、いつまでも観ていられる感じだった。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事