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映画館を閉じてほしくはないが閉じる理由が全然わからないことはない [ヨモヤ]

私は映画が好きだ。
毎週映画館に通っている。
寒くても暑くても、雨が降っていても疲れていても。

ひいき目もあるかもしれないが、映画館はコロナへの耐性は低くないと思う。
マスクの義務付け、
検温、
消毒、
は当然のこととして、
みんな黙って前を向いているのだから、リスクは小さい。
しかも、換気が義務付けられていて、空気は頻繁に入れ換わっているのだという。

映画は作るのに時間がかかる。
数か月から、長ければ数年ということもある。
一方、いろいろな映画が撮られることから、公開時期は限定される。
簡単に公開延期とはできない。
せっかく作った映画を公開できないということになると、
先行投資が水の泡になってしまう。
製作者側からすれば、死活問題である。

映画館は、
飲食店のように通信販売やケータリングはできないから、
閉じてしまうと完全に収入が途絶える。
こちらも死活問題である。

だから、個人的には映画館に休業要請はかけないでほしいと願う。

だが、ネットに散見されるように、
「意味がわからない」
「効果はないに決まっている」
「映画館でクラスターが発生したことはないのだから、閉じる必要はまったくない」
「非科学的で馬鹿馬鹿しい」
とまでは思わない。
そもそも、
「もっと強い措置を」
「先手先手の対応を」
と言っていた人たちが、いざ対策がでるとあらさがしをするのはどういうことなのだろう。

百貨店や映画館などに休業要請をしているのは、
その場でクラスターが発生することを恐れているのではなく、
人の流れを止めることを狙っている。
百貨店や映画館が開いていれば、どうしてもそこに人は行ってしまう。
それを止めようというのが狙いである。
小さな映画館であれば、人の流れは大きくはならないから対象外になっている。

だから、映画館に休業を要請することについて、その意図はわかる。
ただ、映画ファンとしては、してほしくはなかった。

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