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「鬼滅の刃」がアメリカでも好発進 [ヨモヤ]

日本で記録破りの大ヒットとなった『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。
勢いに乗って昨年公開された台湾でも大ヒットとなり、
今年公開された韓国でも大ヒットとなった。
(韓国では例によって何やら物議を醸しているらしいが)

しかし、これが映画の本場アメリカでどうか、となると懐疑的な見方も少なくなかった。
世界観が伝わりにくいし、
そもそも鬼滅の知名度事態に心配があり、
さらに言葉の壁が大きいと思われたからである。

豈図らんや。
蓋を開けてみたら、アメリカでも大ヒットとなった。
公開最初の週末3日間の興行収入で1,950万ドルを稼ぎ、2位に初登場したのである。

1位の作品の収入は2,250万ドルだが、
鬼滅の上映館数はほぼ半分だったそうだから、
1館当たりの興行は倍近くも稼いでいた計算になる。
アニメーション映画としては珍しいR指定(17歳未満は大人の同伴が必要)となったこと、
配信も同時に始まったこと、
などの逆風もものともしなかった。

また、鬼滅の刃は、日本語で公開されたらしい。
字幕を嫌うアメリカ人気質にあって、外国語映画がヒットすること自体が珍しい。
なんでも、外国語の映画として史上最高のオープニング成績になったのだそうだ。
これまで何百本と公開されてきただろう外国語映画の頂点に立ったというのは、
率直に言って驚きである。

日本映画のアメリカでの興行成績ベスト3は
1位 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 8,600万ドル
2位 ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕  4,400万ドル
3位 ドラゴンボール超 ブロリー 3,000万ドル
だが、
鬼滅の刃は初週で2,000万ドルを稼いでおり、3位に入るのは間違いないだろう。
注目はポケモンにどこまで迫れるか、ということになる。

正直なところ、個人的に鬼滅の刃に対してそれほどの思い入れがあるわけではないが、
それでも日本映画が世界でヒットするのは嬉しい。
これをきっかけに日本映画に注目が集まり、
アメリカ映画のように日米公開が当たり前になればもっと嬉しい。
そして、「ペンギンハイウェイ」や「サマーウォーズ」といった他のアニメ作品にもスポットが当たったりしたら痛快であると夢を見たりする。

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