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久し振りのいい大会 キングオブコント2022 [ヨモヤ]

去年のキングオブコントは、空気階段が優勝した。
彼らの1本目は面白かったが、設定に頼った感じだったし、2本目は今一つだった。
ほかに面白い組も見当たらなかった。

2020年はジャルジャルが当然の優勝も、2本目が信じられないくらい面白くなかった。
ニューヨークの2本目のヤクザネタはよかったけれど。

2019年は同じような下ネタを2本続けたどぶろっくが優勝したくらいなので、
ほかは推して知るべし。

個人的には2010年~2012年あたりが一番面白かったように思う。
ピース、しずる、モンスターエンジン、かもめんたる、うしろシティ、さらば青春の光、
といった面々がファイナルに残った時期だった。

今年のメンバーは知らないコンビも多く、
やばいんじゃないかしら、と不安だった。
しかし、見てみると粒ぞろい、かつ上位3組は爆発力もあった。
いい大会になった。

優勝したビスケットブラザーズは、設定のぶっ飛び方がすごい。
さらに、その設定だけに頼ることなく新たな展開も追加され、
二人のキャラクターも相まって、強烈なインパクトとなった。

2位のコットンは、演技力がすごい。
非常によくできた短編映画を観たような満足感。
2本ともほぼ完ぺき。

3位のや団は、1本目がすごかった。
コント界にもすごい人たちがまだまだいるのだと思い知った。

今年のキングオブコントには、
天才ピアニストやAマッソといった女性芸人が進出してくるのではないかと思ったが、
残念ながら彼女たちの活躍はなかった。
しかし、決勝の面々を見ると納得。
ほぼ全組のレベルが高く、
なかでもファイナルに進出した3組が抜けていた。

M-1と比べるとキングオブコントではイマイチ笑えないと感じてきたが、
今年は笑えた。
そして、
「凄い」
と感じた。
彼らを選んだ番組スタッフの選球眼にも、
出演された芸人さんにも、
頭が下がる思いである。
恐れ入りました。

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