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応援したいソフトバンク千賀のメジャー移籍 [ヨモヤ]

ソフトバンクの千賀投手が、
今季資格取得条件を満たした海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を模索する意向を示した。
実現に向けて米国の大手代理人事務所と契約したということである。

千賀選手の言葉によれば、
「行使は絶対にする。もう6年くらい言っていますけど、今更変わることはないです」
とのことらしい。

よく日本人選手がメジャーに行くときに、
「メジャーに挑戦」
という表現が使われるが、
別の種目をするわけじゃなし、
アマがプロになるわけじゃなし、
単に移籍先の一つというとらえ方でいいと思う。
特に千賀選手ほどの実力があれば、挑戦という表現は失礼だろう。

千賀選手は「育成の星」と呼ばれることが多い。
高校時代はまったくの無名で、2011年に育成ドラフトの4位でソフトバンクに入団している。
通常のドラフト枠にはかからず、
育成でも4位というから、注目度は非常に低かったと言わざるを得ない。
そこからコツコツと成長を続け、
2016年以降7年連続で2桁勝利。
この間、ソフトバンクで何度も日本一になっているし、
WBCにも出場し、
東京オリンピックでは金メダルも獲得した。
ソフトバンクへの恩も十分返したと言えるのではないだろうか。

パ・リーグから優秀な選手が抜けるのは寂しいが、
メジャーに移籍したいという気持ちを持つことは止められない。
より高いレベルで競い合いたいというのはアスリートの本能でもあるだろう。
しかし、中途半端な格好で行ってしまったり、
球団とケンカ別れのようになってしまったりするのはなんだか残念である。
その点、かねてから移籍を訴え、
そうした条件で契約を結び、
シーズンでもしっかりと活躍を積み上げてきた千賀選手の移籍は応援したくなる。

もちろん、ソフトバンクにとって、千賀選手の穴は非常に大きい。
ソフトバンクは選手層の厚いチームだが、替えが効くレベルの選手ではない。
それでも、快く送り出してほしい。

彼の地での、
千賀対大谷というシーンも楽しみだ。

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