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イクイノックスの引退に思う 史上最強馬とは [ヨモヤ]

圧巻の走りでジャパンカップを制したイクイノックスが引退した。
通算成績は10戦8勝、2着2回。
総獲得賞金は歴代1位の約22億円。
GⅠレース6連勝、
レーティング世界1位。
凄まじい競走成績である。

イクイノックスの走りを見て、
「史上最強馬」
と思った人も少なくないだろう。
そう思うのも納得である。

歴代の最強馬を一緒のレースで走らせることができない以上、
史上最強馬かどうかを決めるのは、それぞれの印象や尺度でしかない。
オールドファンはシンザンの名を挙げるだろうし、
その次の世代はシンボリルドルフを、
その次の世代はディープインパクトを、
最近のファンはアーモンドアイを挙げるだろう。
それぞれの最強馬がいていい。
今後、イクイノックスの名前を挙げる人もかなりの割合でいるだろう。

私が思う最強馬は、
条件を選ばない(雨がどうの、競馬場がどうのと言わない)
一定期間活躍を続ける(特定の期間だけ強いわけではない)
強い相手と走り続ける(負けそうなレースを避けることはしない)
といった条件を満たす馬である。

イクイノックスは、
府中でも中山でもドバイでも走ったし、
2歳から4歳まで活躍を続け、
厳しいレースも避けなかった。
つまり、最強馬の条件を満たしている。
しかし、皐月賞とダービーを連敗しているのがなんとも痛い。
本格化する前の黒星であるが、
史上最強かどうかを考えるうえで、クラシックレースを2つ落としているのはなんとも痛い。

なんにせよ、
この馬が史上最強かも、
と思える馬と出会えるのは嬉しいことである。
もっとイクイノックスの走りを見たかった気もするが、
これ以上国内で走ったところであまり意味がなかったようにも思うので、
いい引き際だったのだろう。

いやはや、強い馬だった。

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