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M-1グランプリ2023を振り返る [ヨモヤ]

当たらないと思いつつ、
12月21日のブログで予想をしてみた。
私の優勝候補はさや香。
「6番目くらいにヤーレンズが出てきたら弾けるかもしれない」
という予想が登場順込みで当たったのはもちろんまぐれ。
https://matoko.blog.ss-blog.jp/2023-12-21

今年は、決勝に残った3組が、
3組とも面白いネタを披露してくれた。
もちろん、さや香のネタは賛否両論というより否の方が圧倒的に多いのだろうが、
私はああいう姿勢が好きである。

1組ずつ振り返ってみよう。

1組目は令和ロマン。
ここ数年、お笑いファンから熱い支持を受けているコンビである。
しかし、この1本目は私にはまるでピンと来なかった。
意外な高得点に驚いた。

2組目はシシガシラ。
禿げネタしかない、というのは潔いのだろうか。
4分続くとさすがに。

3組目が優勝候補筆頭のさや香。
去年の1本目ほどではなかったが、殴り合いのようなしゃべくりで笑いの渦を起こした。
ほぼ決勝進出間違いなしの得点をたたき出したのも納得。

4組目はカベポスター。
じわじわ来る感じの彼らの笑いが好きである。
4分間で、次々に爆発させなければならないM-1の決勝に向いているとは思えないが、
ちゃんと楽しめた。

5組目はマユリカ。
会場はウケていたが、キャラクターを持て余している感もあり、
個人的にはそれほどはまらなかった。

6組目は、台風の目になるとしたら彼らと思っていたヤーレンズ。
細かいネタがイチイチ面白く、会場もこの日一番のウケ方。
是非2本目も見たいと思わされた。

7組目は真空ジェシカ。
彼らの笑いが好きだ。
しかし、M-1決勝の審査員との相性がどうなのだろう。
もっと点数が出てもいいと思ったが。

8組目はダンビラムーチョ。
ここまで上がってきたのだから面白いネタもあるのだろうが、
今日のネタではしんどい。

9組目はくらげ。
一番知らないコンビだったので期待したが、
同じ展開の繰り返しでは爆発しない。

最終10組目がモグライダー。
売れっ子になった二人が、よくここに帰ってきた。
しかし、今日のネタはイマイチ。

最終決戦進出は、
さや香、ヤーレンズ、令和ロマンの3組。

M-1は新しい笑いを求める大会である。
となると、去年準優勝のさや香には不利な舞台。
それでも、彼らに勝ってほしいと願った。

2本目、令和ロマンは1本目よりずっと面白かった。
よくこちらを残したと思ったし、
1本目に高い点数を入れた審査員もさすがだと感じた。
私なら、1本目で落としていた。

ヤーレンズも面白かったが、ところどころ噛んだこともあり、
1本目ほどではなかった。

さや香。
審査員から1票も入らず、山田邦子さんから「全然面白くなかった」といじられていたが、
私は嫌いではない。
ストロングスタイル、いいじゃないか、と感じた。

M-1のファイナルは、往々にして1本目より面白くない場合がある。
1本目に勝負ネタを持ってきているし、
キャラの意外性もなくなっているから、
それはある程度仕方がない。
しかし、今年の令和ロマンとヤーレンズは、2本目でも失速しなかった。
個人的には、さや香の優勝が見たかったが、
今日のところは仕方がない。

令和ロマンは、来年も出ると宣言した。
連覇は難しいと思うが、その意気やよしである。

スタッフの皆さんに考えていただきたいことがある。
選球眼に間違いはないだろうか。
決勝に進出した9組のうち何組かは、「え?」という感じだった。
準決勝にもっと面白い組がいたに違いない。
そちらを選ぶべきだった。
失礼ながら、
選んだ9組に間違いがなかったか、間違っていたとしたらどこでどう間違ったのか、
よく吟味していただきたい。
敗者復活戦のやり方も再考が必要だと思う。

年々規模が大きくなるM-1グランプリ。
支えるスタッフの皆さんのご苦労も並大抵ではないと思う。
本当にお疲れ様でした。
来年も楽しみにしています。
M-1がある国に生まれてよかったです。

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