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日経平均は34年ぶり!の高値での大納会 [資産運用]

東京株式市場は、12月29日、2023年の大納会を迎えた。
大納会の日経平均株価の終値は、前日比75円45銭安の3万3,464円17銭。
この数字、年末としては、
史上最高値となった1989年(3万8,915円87銭)以来、34年ぶりの高値である。
34年ぶりということにも驚くし、
30年以上経っていまだに高値を更新できないという事実も悲しい。

今年の株価は、特に年の前半に力強い上昇を見せた。
2万5,800円台で始まった日経平均が、ぐいぐい上がり、
7月3日にはバブル崩壊後の高値となる3万3,753円33銭を記録した。
その後は伸び悩んだが、
昨年末から約30%の上昇となっており、十分に強い年だったと言えるだろう。

株価上昇の要因について、日本取引所グループの山道CEOは
「ことしの株価の上昇にはコロナ禍からの正常化や、地政学リスクを受けた日本への資金シフト、それに好調な企業業績と設備投資への意欲の高まりが寄与している」
とおっしゃったそうだ。
ここに挙げられたことに加え、
バフェットさんが日本買いを宣言されたこと、
円安に振れたこと、
なども忘れてはならないだろう。

ゲストとして招かれ、大納会の鐘を叩いたのは、
WBCで侍ジャパンの監督としてチームを率いた栗山英樹さん。
栗山さんは、
「WBCで私は日本の底力を信じていました。
来年こそは世界が日本の経済に憧れる、そういう存在になってくれると信じています」
とあいさつされたという。

憧れられるかどうか、
憧れられる必要があるかどうかはさておき、
元気な株式市場ではあってほしい。
そして、そうなれる可能性が芽生えていると感じる。

来年も今年と同様に25%以上上昇したら、
日経平均が40,000円を超えることになる。
2年連続の大幅上昇は高望みが過ぎると思うが、
最高値への足場を固める年にすることはできるのではないか。

国際的に、来年はやたらと選挙の多い年であり、
その結果による変動も見込まれるが、
悲観に傾く必要はないのではないかと考える。
最高に良い年でなくていいので、
普通の株式相場でありますように。

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