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競馬の西高東低時代は終わったか [ヨモヤ]

私が競馬を始めたうん十年前、
競馬界は東高西低だった。
ダービーで言えば、
ミスターシービー、シンボリルドルフの連続3冠馬に始まり、
シリウスシンボリ、ダイナガリバー、メリーナイス、サクラチヨノオー、ウィナーズサークル、アイネスフウジンと、
ずっと関東馬が優勝した。
風向きが変わったのは1990年前後。
きっかけは栗東トレーニングセンターに導入された坂路調教だとされている。
それから30年以上に渡り、競馬界はずっと西高東低だった。
滋賀県出身の私としては、この傾向は嬉しかった。

しかし、ここに来て風向きが変わっている。
アーモンドアイ、イクイノックスといった名馬がGⅠを席巻したばかりではなく、
おしなべて関東馬のレベルが上がっている。
これまでのJRAのGⅠは関東馬が13勝、関西馬が9勝。
残り2戦を待たずに98年以来25年ぶりに関東が勝ち越しを決めた。
ダービーも秋の天皇賞も関東馬だった。

ただし、すべてのレースに視野を広げると、少し風景が違う。
スポーツニッポンに掲載されていたコラムによれば、
12月10日のレース終了時点で
関東1,406勝、関西1,909勝
でまだ結構差がついている。
年間勝利数で関東が上回ったのは1988年だから、30年以上関西馬優勢が続いている。
ここは譲れないところか。

今年、美浦トレセンが改修され、栗東を上回る設備になったという。
関東馬が反撃する態勢が一層整ったと言えそうだ。
関西馬ファンとしては盛り返してほしいところだが。

一年の締めくくりのお祭りレース有馬記念も、関東馬が優勢である。
素直に関東馬を買おうか、
やはり関西馬に義理を立てようか。

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