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ロシアとオリンピック [ヨモヤ]

国際オリンピック委員会(IOC)が、
ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシ両国の選手について、
個人の中立選手として来夏のパリ五輪参加を容認すると決定したという。
これに対してウクライナ側は強く反発している。

IOCは、ロシア、ベラルーシの国歌や国旗の使用を禁じるというし、
団体競技での出場も認めないとする。
厳しいと言えば厳しいが、個人的な参加できる選手もいるということになる。
となるとなし崩しな感じもある。

スポーツに政治を持ち込むべきではないという意見がある。
個々の選手に罪はないという考え方もあるだろう。
もっともだとは思うが、
ウクライナ侵攻以前に、
ロシアの反オリンピック的な振る舞いは許容できる範囲を大きく超えていると思う。

例えば、オリンピック休戦違反である。
2014年ソチパラリンピック後の休戦期間中にクリミア半島を併合したり、
2022年北京オリンピック後の休戦期間中にウクライナに侵攻したり。
わざわざ休戦期間に軍事行動を行っている。

例えば、国ぐるみのドーピングである。
世界アンチ・ドーピング機構が2019年に全ての主要大会からロシアを4年間追放する措置を課したように、
一部の不届きものではなく国を上げての不正が常態化している。

ロシアの行動は、反オリンピック的であると言わざるを得ない。
当たり前だが、ほかにこんな国はない。

反オリンピック的な振る舞いをしている国がオリンピックに参加する意味があるだろうか。
一人一人の選手に罪はない、
としても、
許容できる範囲というものもあると思う。

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