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4の倍数の年の一年の計は [ヨモヤ]

「一年の計は元旦にあり」という言葉がある。
「終わり良ければ総て良し」という言葉があるように、
「一年の計は大晦日にあり」というのならすんなり納得だが、
「元旦にあり」とはどういうことか。

そこで、そもそも「計」とはどういう意味なのか調べてみる。
「計」が合計とか総計とか決算とかいった意味しかないのなら、
それが元旦にあるのはちとおかしい。
辞書で引いてみると、4番目当たりに次の意味が出てくる。
「心の中で数えてみること。見積もること。はかりごとを立てること。はかりごと。」

なるほど。
この意味を引けば意味が通る。
つまり、「一年の計は元旦にあり」とは、
「その年にやるべきことを考えるのは元旦であるべき」
といった意味なのだろう。
元旦は例えであって、
「何事も早めに計画を立てましょう」
という含意があるようだ。

とは言っても、元旦に計を立てるのはなかなか難しい。
大晦日、親類が集まったり、年越しそばを食べたり、
元旦、あいさつ回りがあったり、おせちを食べたり、
なんやりかんやりしているなかで、
「今年はこれ!」
と決意を固めるのは至難の業。
難しいからこその諺なのかもしれない。

2024年が始まった。
西暦で4の倍数の年は、
五輪イヤーであり、アメリカ大統領選挙がある。
さらに2024年は、
台湾総統選挙、ロシア大統領選挙もある。
いろいろなことが動く年になることは間違いない。

世界情勢の変化の近くにいるわけではない自分はどう過ごそう。
一日一日しっかりと過ごす、
を目標にしようと思ったりもするが、
その漠然さでは一年の計をなしたことにはならないだろう。
ふうむ。
しかし、そう言われても。

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