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2023年の日本映画を振り返る その3 「2023年私の選ぶ日本映画ベスト10 その1」 [映画評]

2023年の日本映画を振り返るシリーズの3回目。
前回は「困った映画」について書いたが、今回はよかった映画。
残念ながら2023年は不作の一年だったが、
いい映画選びは楽しく。

2023年に私が観た邦画は112本。
その中から心に残った作品10本を選んでみたい。

これは外せない、とパッと浮かんだのは、
「あつい胸さわぎ」
「福田村事件」
「せかいのおきく」
「ゴジラ−1.0」
の4本。

「あつい胸さわぎ」は、複雑な母娘愛に、乳がん、初恋といった要素を絡めながら描いた佳作。
和歌山市雑賀崎漁港の風景も美しい。
主演の吉田美月喜さん、常盤貴子さんに加え、佐藤緋美さんの好演も忘れがたい。

「福田村事件」は、関東大震災直後のデマや流言が飛び交う中で実際に起こった虐殺事件を題材にした作品。
テーマはセンセーショナルだが、偏って煽ることなく、しっかり物語として見せている。

「せかいのおきく」は、糞便がどっかりメインにある作品。モノクロでなければしんどかった。
せつなくも、あたたかくたくましい人間の物語。
生きるつらさ、楽しさが伝わる、まさに映画。

「ゴジラ−1.0」は、言わずと知れた世界的なヒット作。
日本映画、ゴジラとなると結集するのだろうか。
ストーリーも特撮もよく、思い切り楽しめた。

ベスト10に残る枠はあと6本。
以下の作品をノミネートし、楽しみ苦しみながら絞ってみたい。
続きは、またのブログで。

「リバー、流れないでよ」
「波紋」
「BLUE GIANT」
「月」
「茶飲友達」
「遠いところ」
「BAD LANDS バッド・ランズ」
「怪物」
「マリッジカウンセラー」
「金の国 水の国」
「Winny」
「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」
「神回」

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