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芸人さんたちの力に恐れ入った ~ ザ・ドリームマッチを堪能した ~ [ヨモヤ]

もう一週間経ってしまったが、
4月11日に放送された
『史上空前!!笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2020』
は面白かった。

お笑い芸人をシャッフルし、新コンビを結成して一夜限りのネタを披露する、
という番組で、今回が第11回目。
6年ぶりの復活であった。

出演者は合計20人で、10組のコンビが誕生した。
どの組も興味深く、なにより面白かった。

一組目は、千鳥の大悟さんとハライチの澤部さん。
ハライチ系のネタのときの澤部さんは秀逸。
ただ、大悟さんのよさが100%発揮されたかと言うと、それは微妙だった。

二組目は、サンドウィッチマンの伊達さんとバイきんぐの西村さん。
今やお笑い界の頂点に立つサンドと、
コンビのなかでの印象は薄いものの芸人さんには人気がある西村さん。
一般受けするかどうかはともかく、角さんとか星野さんとかかつてのサウスポーの投球フォームをいじるネタは、個人的にはツボだった。

三組目は、霜降り明星のせいやさんとバイきんぐの小峠さん。
霜降りでは、顔にインパクトがありR-1も制した粗品さんに目が行っていたが、
この組み合わせでのせいやさんの弾け方に度肝を抜かれた。
二人ともすごいんだ。

四組目は、ロバートの秋山さんと千鳥のノブさん。
今や、ノブさんは何を言っても面白い。
秋山さんとの相性も良く、優勝だか何だかもしたが、
衝撃度は高くなかった。

五組目は、ナイツの塙さんとチョコレートプラネットの長田さん。
面白さが際立つ二人だが、
そういう二人が揃ったからといって飛び抜けて面白くなるというわけでもない。
10組の中では印象が薄かった。

六組目は、サンドウィッチマンの富澤さんとナイツの土屋さん。
今回の中では、比較的真面目なネタで、
そのためか化学反応が起きるには至らず。
頑張って作った感が出てしまったか。

七組目は、ハライチの岩井さんーと渡辺直美さん。
岩井さんが「バズらせたい」と言ったようだが、その通りになった。
澤部さんを見て、やっぱハライチは澤部さんだなと思ったのだが、
完全にひっくり返された。
この二人が今回のハイライト。
醤油の魔人、塩の魔人。やられた。

八組目は、チョコレートプラネットの松尾さんと霜降り明星の粗品さん。
実験的なネタで、面白いというより感心させるネタ。
笑いの量という点ではイマイチだったかもしれないが、
こういう場では普段できないことをやってほしいから、
これはこれで大歓迎。

九組目は、オードリーの若林さんとくっきーさん。
実験的、といえばこちらもそう。
滅茶苦茶なのだが、滅茶苦茶でいい。
若林さんのよさが活かされているかというと全然そうでもないが、
これはこれでいい。

ラストが、南海キャンディーズの山里さんとオードリーの春日さん。
私は山里さんのファンであり、全幅の信頼を置いている。
いつも面白いし、すべっても面白い。
今回も、春日さんのキャラクターを引き出しながら、
しっかり漫才として成立させていた。

十組全部に大爆笑、
というわけにはいかなかったが、どの組にもうならされた。
芸人さん、凄い、と思った。
番組の収録は2月くらいだったようだ。
一月ずれていたら、放送できなかったかもしれない。
よかった。

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国債について考えるきっかけになれば [公会計]

政府は、減収世帯に30万円を支給する措置を撤回し、
国民1人あたり10万円を給付する方針に転換した。
その迷走ぶりが批判され、
給付までに時間がかかることが懸念されているが、
元の案に比べれば、いろいろな意味でいいとは思う。

しかし、まだ事業の進め方については完全な一致が見られていないようだ。
全員給付のはずが、麻生財務大臣が、
「(全員にではなく)手を上げた方に1人10万円ということになる」
とおっしゃったからである。
財務省的には、高額所得者に払うのは納得できないのかもしれないが、
条件を付けてしまうと線引きが難しいし、進んで手を上げにくくなる人もいると思われる。
また、去年の高額所得者が今年もそうとは限らない。
何より、スピード感が失われる恐れがある。

この発言について、立憲民主党の蓮舫議員がツイッターで噛みつき、
そのつぶやきが炎上している。
蓮舫議員のツイートは、
「麻生大臣、このお金は貴方のものではありません。
国債という国民の借金です。
物言いに気をつけてください。」
というものであった。

これに対し、
「国債は国民ではなく政府の借金」
「完全に勘違い」
「この程度の理解で大丈夫か」
といった書き込みが次々になされる状況になっている。

単なる言葉のあやと言えなくはないが、
国債は政府が起こす借金であり、国民にとっては資産という面もある。
「物言いに気をつけて」と財務大臣に突っ込むにしては、
あまりにも不用意であったと言われても仕方がないだろう。

ただし、政府の借金であったとしても、返すための原資が税金であることは変わらない。
もちろん、借り換えてつないでいくという手もあるが、
永久に税金を充てないというわけにはいかない。

今は、借金が増えることを気にするより、
思い切って緊急的な手当てをするべきときだと思う。
しかし、いつまでも緊急措置が続けられるわけではない。
そのときのことも想定して、改めて国債について考える機会になったとしたら、
これはこれで意味があった、と感じなくもなくもなくもない。

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アニメ版「時をかける少女」を家で観た [ヨモヤ]

ちょっと前に、家でビデオを観るのが苦手だと書いた。
それは間違いないのだが、家人が
細田守監督の「時をかける少女」
のDVDを観始めたので、つい見入ってしまった。
グイグイ見入ってしまい、最初から最後まで見通してしまった。

何度も観た作品で、
いい映画だと痛いほど知っていたのだが、
また感動してしまった。
オチどころか、大体のセリフも覚えているのに、
また泣きそうになってしまった。

何がそんなに心に響くのだろう。
青春の甘酸っぱさなのだろうか。
人を好きになることの素敵さなのだろうか。
戻らない時間を愛おしく思うからなのだろうか。
うまく説明できない。
ただ、なんだか泣きそうになる。

細田監督作品では、
「時かけ」と「サマーウォーズ」がとんでもない傑作なのだが、
その後は尻すぼみの感がある。
次作は次作こそは、と期待しているうちに、
新海さんがアニメ界の真ん中に立ってしまっている。
次作こそ、細田さんの反撃を待ちたい。

映画の中でスクランブル交差点が描かれている。
人がたくさんいるのだが、
未来には人はあまりいないのだそうだ。
さらに野球も無くなっているという。
渋谷から人が消え、
球音も響かなくなった今、
ちょっとぞっとしてしまう。

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相変わらずイギリスで愛されているオアシス [ヨモヤ]

イギリスのヴァージン・ラジオという放送局が、
「最も偉大なブリティッシュ・アルバム」
という投票を受け付けたのだという。

こうしたランキングの1位の定番は
ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」で、
その他にも、ビートルズは「リボルバー」やら「アビィロード」やらが上位をにぎわす。
次いで、ストーンズの「メインストリートのならず者」、
クラッシュの「ロンドン・コーリング」あたりが入り、
ツェッペリンやフーの代表作が割り込んでくる。

しかし、ここで発表されたヴァージン・ラジオの結果は異色。
なんと、オアシスがワンツーを飾っているというのである。
1位が彼らのセカンドアルバムである「モーニング・グローリー」、
2位がファーストである「ディフィニトリー・メイビー」。
根強い支持に驚いた。

3位は、フリートウッドマックの「噂」(渋っ)
4位は、「The Stone Roses」(私も大好き)
5位は、ピンクフロイドの「狂気」(これまた渋い)
という順位だった。
ちなみに「サージェントペパーズ」は10位。

なんでも
弟のリアム・ギャラガーが、
新型コロナウイルスの感染が収束したら一夜限りのチャリティ公演でオアシスを再結成しようと
兄のノエル・ギャラガーに呼びかけているのだという。
記事ではリアムの次の言葉が紹介されていた。
「真面目に聞いてくれ。
多くの人が俺をバカだと思っているけど、俺は見た目のいいバカなんだ。
でも、一度片をつけて、チャリティのために1公演だけオアシスを再結成させる必要があるんだ。
なあ、ノエル。それで俺たちは素晴らしいソロ・キャリアに戻ればいい」

再結成があるのかないのかはさておき、
並みいる名盤を押しのけてワンツーフィニッシュなのだから、
イギリスでのオアシスの愛され度に改めて驚いた。
私も、セカンドの方が好きだ。
ただ、ファーストの1曲目「ロックンロール・スター」にガツコンとやられた記憶も鮮明である。
「ロック、生きてんじゃん」
と思った。

いい作品を作っておけば、何年たっても愛し続けてもらえる。
うん、そういうものだ。

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真面目な世論調査も見てみたい [ヨモヤ]

ここのところで、各種メディアによる世論調査が行われている。
傾向とすると、
内閣支持率は急落とは言えないまでも下落、
緊急事態宣言は遅すぎた、
現金給付は一律にすべき、
自粛要請した事業者の損失は国が補償すべき、
となっているようだ。

急に電話がかかってきて、
世論調査ですが、と突然言われて、
こんなことを聞かれたら、
ちまたで言われているようなことを答えることになるだろう。
しかし、ちょっと真面目な世論調査もやってみたい気がする。

例えば、損失補償についてである。
世論調査によれば、ほとんどの人が損失補償をすべきと答えておられる。
しかしながら、当然のことだが、
失った売上と損失はイコールではない。
一晩に数百万円売り上げても、利益は出ていない場合もあるからである。
一社一社、一店舗一店舗状況は千差万別だろう。
だから、損失を補償するといっても、いくらすればいいのか全くわからない。

それがわからないなら、
いっそ売上分を補償すればいいと考えておられるのだとしたら、
一体いくらくらいになると想定されているのだろう。
一晩で、新宿だけで、一体いくらになるだろう。
そしてその原資はどこから来るとお考えなのだろう。
税金である以上、原資は自分の財布のはずである。
その負担についてはどうお考えだろう。

この状況において、事業者を助ける政策は是非必要であると思う。
しかしそれが損失補償であるべきかどうか、そこはきちんと考えたい。

真面目に世論調査をするのなら、
まずは直感的に聞いてみて、
そこからいろいろな状況などもしっかり理解していただいて、
もう一度答えを聞いてみたい。
もちろん、そんなことをしたら手間も時間もかかるが、
そういう調査結果も知りたい。

意味がないこととは思わないのだが。
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社会が動いていることへの感謝 動かしてくださっている方々への感謝 [ヨモヤ]

緊急事態宣言下でも、社会は動かさなければならない。

電車を動かす、ということは、
鉄道会社だけではなく、関連する事業者の協力がなければできない。
水も電気も同じことである。

IT化が進んだ現代において、SEの皆さんに係る負担も増している。
インフラが機能し続けているのも、
システムがそれを支えているからである。
SEの力がなければ、電車も電気も電話も水も止まってしまう。

食料や生活必需品が販売されているのも、
それを生産されている方がいて、
保管されている方がいて、
運送されている方がいてこそである。

医療関係の皆さん、
介護関係の皆さん、
保育関係の皆さん、
こうした方々の懸命の奮闘があって、社会はなんとか動いている。

先の見えない状況にあって、
人々が負の感情をぶつけ合っている。
何かというと、よってたかって批判する。
ささくれたった感情が交差している。
そうなってしまう気持ちも理解できるが、
今こそ支え合っていきたいものである。
綺麗ごとかもしれないが、綺麗ごとが大切な時期であるとも思う。

身近な人に感謝を。
最前線で戦っておられる方々に感謝を。
縁の下で社会を支えてくださっている方に感謝を。
感謝から生まれる力でこの窮地を乗り切りたい。
綺麗ごとかもしれないが、綺麗ごとが悪いとも思わない。

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無観客プロスポーツの時代が来る? [ヨモヤ]

台湾でプロ野球が始まった。
他国と比べてコロナウイルスへの感染者が非常に少ないという実態を踏まえつつ、
無観客での開幕となった。
台湾のコミッショナーは、
「球団と選手の記録は大事です。
目標を持って、そこに向かって努力を続け、全120試合を完全に消化したい」
と述べたという。

日本でも、無観客で大相撲が行われたし、
中央競馬も無観客で開催されている。
無観客でも、相撲は放映権料が入るし、
競馬はネットで馬券が売れる。
だから、プロとして開催した方がいいという判断になったのだろう。

また、台湾のコミッショナーが言っているとおり、記録は大事である。
開催を中止してしまうと、記録が無くなってしまう。
達成可能な記録が遠のいてしまったり、
競走馬であれば一生に一度のクラシックレースへの参加が閉ざされてしまったり。

スポーツの醍醐味はライブである。
近年、プロ野球が観客を増やし続けているように、ライブのよさが広く認識されている。
しかし、ライブではどうしても密接・密集してしまう。
大きな声を出すから唾も飛ぶし、汗も出る。
普段なら当たり前のことだが、今はそれはご法度に感じられる。

無観客試合は、ごく限られた期間だけのことと信じたい。
しかし、ひょっとしたら、無観客がスタンダードである時代が来てしまうのかもしれない。
そんなことになったら、まさに悪夢だが。

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株価の調整は十分か [経済を眺める楽しみ]

今回のコロナショックが経済に与える影響について、
リーマンショック以上とか、
大恐慌以来とか、
いろいろな表現がなされている。
今後どのような推移をたどるのか不明だが、
いまだかつてないタイプの経済危機であることは間違いない。
これまでに経験した不況とか不景気とかとは全く違う。

日本も世界も、先行きは真っ暗なままだが、株価は意外に踏みとどまっている。
特に世界最大の感染者数となってしまっているアメリカ株の腰が強い。
3月下旬に20,000ドルを割れていたダウが、
今は24,000ドル近辺。
この間、状況は刻一刻と悪くなっているのにかかわらず。

もちろん、経済のために株価は高い方がいい。
また投資家は、この闇がいつまでも続くとは見ていないということなのだろう。
それはそうなのだが、それにしても下げがゆるすぎる気がする。

日本の株もアメリカ株と同じような推移となっている。
こちらも、一時16,000円近辺まで下がった日経平均が、
今は19,500円近辺。
日本も、どんどん状況が厳しくなっているのに。

株価は常に先を見る。
現在の株価の小康状態は、3月先くらいには世界は多少なりとも落ち着いていることを織り込んでいるのだろう。
しかし、全く予断は許さない。
さらなる危機の進行があった場合、
二番底、三番底があることも覚悟しておきたい。

世界経済最大の危機、
というわりに株価が下がらないのは、
嬉しいことである反面、なにやら不気味な静けさである気もするのである。

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大林監督、素敵な映画をありがとうございました [ヨモヤ]

映画監督の大林宣彦さんがお亡くなりになった。
82歳。

大林さんと言えば、多くの人が誰もが頭に浮かべるのが
『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』
の尾道三部作であろう。
ロケ地巡りの先駆けとなった作品かもしれない。

『転校生』は、男女が入れ替わる設定の古典で、
新海誠監督のアニメ『君の名は。』を観て、既視感を覚えた方もおられるだろう。
淡い恋心に、胸がキュンとなる傑作だった。

『時をかける少女』は、原田知世さんの出世作。
こちらも青春の痛みが伝わる作品。
細田守監督のアニメ『時をかける少女』は、大林監督作品の20年後という設定らしい。

『さびしんぼう』は、正直なところあまりピンとこなかった記憶がある。
ただ、富田靖子さんが素敵だった。
テーマ曲もたまに頭に浮かぶ。

その他で特に好きな作品は、
『青春デンデケデケデケ』。
音楽と友情。
ベタだが、それがいい。
芦原すなおさんの原作も最高だが、映画も素晴らしい青春映画に仕上がっていた。

大林監督は、生涯現役で、新作の公開を控える中での死去だった。
映画に殉じられたと言ってもいいかもしれない。
素敵な作品を数多く残された大林監督。
これからもきっと何年かに一度再評価されるだろう。
ありがとうございました。

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映画評 「弥生、三月 -君を愛した30年-」

タイトルに合わせて、3月の中頃に観た映画だが、
その後の世の中の激変で映画評を上げていなかった。
今さらながら。

本作は、30年という長い期間を描くラブストーリー。
なにしろ30年となると、高校生から40代中盤までに及ぶ。

無理がありそうな設定だが、波瑠さんと成田凌さんが好演。
さすがに二人が高校生を演じるのはギリギリ感があったが、
その後に年齢を重ねていく姿を見事に表現されていた。
特に、波留さんファンにとっては、そのお姿を思い切り堪能できる映画だと思う。

監督は、ドラマ「家政婦のミタ」「同期のサクラ」などの脚本を書かれた遊川和彦さん。
2時間を飽きさせない展開はさすが。
起伏の激しい展開の連続で、
リアリティは感じなかったし、感情移入もあまりできなかったが、
最後まで飽きずに観ることはできた。
それは、簡単なことではない。

お互い好き同士なのになぜかすれ違う恋、
というのは、映画やドラマで散々描かれてきたパターン。
本作も、すれ違いが繰り返し描かれる。
定番だが、安心して観ていられる。
最後にどうなるかも大体わかりながら観るわけだが、まあ、それはそれで。

ただし、「それだけ」感はあった。
薬害エイズ、
大震災、
Jリーグ開幕、
など、トピックスも豊富なのだが、散漫な印象は否めない。

波瑠さん、成田凌さん、杉咲花さんの演技はキラキラしていた。
同時期に公開されている「一度死んでみた」では悪役を演じている小澤征悦さんが、本作では真面目な医師役で、その振り幅が楽しい。

「弥生、三月 -君を愛した30年-」は、そこそこの映画。
達者な人が達者に映画を作って、
それなりのものになってしまった、というパターン。
達者だからいいものができるわけではないのが映画の難しさであり面白さでもある。

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