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映画がある日常まであと少しと信じて [映画評]

週末になると、映画を観に行っていた。
新作のメジャー系の映画が中心だが、
単館系やミニシアターにも足を運んだ。
ネットでその週公開の映画を探し、
ぶらっと観に行き、
終わったら近くの喫茶店でコーヒーを飲む。
そして、行き帰りの電車では本を読む。
そんな日常が当たり前だった。

緊急事態宣言が延長され、我慢の時間が延びた。
観に行けない我々映画ファンもつらいが、
映画を作れない、公開できない映画会社、
監督、俳優のみなさんを始め映画に携わっているみなさん、
映画館関係者のみなさんにとっては、
つらいどころではない。
是非、ここを踏ん張ってください。

家にあった
「東京映画館」
という本を読んだ。
コンセプトは、
「東京の映画館とカフェをお散歩!
映画とコーヒーのある最高の1日」
というもの。
都内にあるさまざまな映画館と、その近くにある個性的な喫茶店を紹介している。
映画館.jpg

2時間、真っ暗な空間で繰り広げられるあれやこれやを、
見ず知らずの人たちと共有し、
終わったら始まる前と同じ赤の他人として別れていく。
そして、気に入った喫茶店に入る。
そんな何でもない時間が今は愛おしい。
戻ってくることを信じて待つ。
戻ってきたらもっと愛でたい。

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