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「感染者は多いけれど政治家の評価は高い」というよりずっといい [ヨモヤ]

シンガポールのブラックボックス・リサーチという会社が、
23の国と地域の人々を対象に、それぞれの指導者の新型コロナウイルス対応の評価を尋ねた国際比較調査を行ったらしい。
それによると、日本が最下位になったそうだ。
日本国民のコロナウイルス対応についての政治家評価は、世界一厳しいようだ。

高かったのは、中国(86%)、ベトナム(82%)といった国で、
日本はわずか5%。
日本に次いで低かったのは香港(11%)やフランス(14%)という結果が出た。
ちなみに、感染者・死者ともに世界最多の米国は32%だったそうだ。

PCR検査の数に差があるなどの理由で、単純な数の比較にあまり意味はないが、
それにしても日本は欧米の先進国と比べると異例なほど感染者・死者とも少ない。
にも関わらず政治家の評価は低い。

しかし、悲しむべきことなのかというと、必ずしもそうではないように思う。
日本は、「感染者は少ないけれど評価は低い」という国である。
「感染者が多いので評価が低い」というのが残念な形であり、
「感染者が少ないので評価が高い」というのが望ましい。
日本は珍しいパターンだと思うが、
「感染者は多いけれど評価は高い」というよりずっといい。

いたずらに悲観するというのは日本にありがちな傾向であり、
今回もそれにズバッとはまっている。
いろいろ思うところはあるけれど、これが今の日本である。

調査結果はこちら
https://blackbox.com.sg/everyone/2020/05/06/most-countries-covid-19-responses-rated-poorly-by-own-citizens-in-first-of-its-kind-global-survey

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