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これを機会にオールスターのあり方を見直してほしい [ヨモヤ]

日本野球機構(NPB)が、オンラインによる臨時の12球団代表者会議を開催し、
新型コロナウイルスの影響で延期となっている開幕の日程や対応について協議した。

プロ野球の開幕については、6月19日という線が濃厚となっているが、
正式な決定には至らなかった。
その代わりといってはなんだが、オールスター戦(7月19日、20日)の中止が決定された。
1951年にスタートした球宴の中止は史上初とのことである。

このニュースに触れて、心底残念に思うプロ野球ファンはどのくらいいるのだろう。
正直なところ、私はなんとも思わない。
ずっと前から、オールスターを面白いと感じられないからである。

オールスターが、
選りすぐりの選手が、その技術の粋をぶつけ合う場であったり、
リーグの名誉をかけて真剣勝負をする場であったりするのならぜひ見たい。
しかし実際には、
手の内を隠そうとする選手がほとんどだろうし、
名誉をかけるどころか、リラックス気分満載のお遊びの場である。
変化球なしの直球勝負が喜ばれたりするが、
なぜなのかさっぱりわからない。

どうせお遊びなら、メジャーのように徹底的にショーアップしたイベントにしたり、
もっとファンサービスを徹底したりすればいいように思うが、
そうでもない。

オールスターの存在価値があるとすると、NPBの財源確保策ということになろうか。
客もそこそこ入るし、放映権料ももらえるから、これは捨てがたい。
逆に言うと、それが存在価値だから盛り上がりようもないということかもしれない。

今年のオールスターを待ちわびていた人もいるかもしれないので、
中止の決定を受けてそうした方は悔しい思いをしているかもしれない。
しかし、大方の人はそれほどの感慨を持たないだろう。
じっくり考える時間を持ったこの機会に、
是非オールスターのあり方についてもしっかり検討していただきたい。
そして来年は、こんなオールスターを待っていた、というイベントにしてほしい。

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