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中国四千年 成熟への道は今どのあたり ~アイスで大噴火中~ [ヨモヤ]

中国で「アイス事件」が大きな波紋を広げている。
過激な人に至っては、BMWのボンネットを破壊しているし、
過激な企業に至っては、BMWを所有している社員に売却を強要している。

BMWが、一体どんな悪事を働いたのかというと、
中国で行われているモーターショーで、
BMWのスタッフが中国人にはアイスを配らず、
外国人にだけアイスを配ったというもの。

いや、ほんと、それだけの話なんです。

品切れを伝えたのは中国人のスタッフだった、とか、
アイスを渡された外国人は従業員だった、とか
いろいろ判明してきたようだが、
全く鎮静化しないらしい。

うがった見方をする人もいて、
この怒りは実は政権に向けられているのだ、
という解説がされたりもしている。

それにしても、と思う。
イラっとしたり、
BMWに対するイメージが悪くなったり、
といったくらいならわかるが、
さすがに車の破壊や売却の強要などになると、ちょっと理解が難しい。
国民あげての激怒となると、さすがに理解が追い付かない。
怒っている方たちにとっては一大事なのだろうが、
そこまで怒ることなのか、と思ってしまうのは私だけではないだろう。

中国には四千年の歴史があるとされ、
浮き沈みはありつつ、
世界の強国であり続けてきた国である。
世界に影響を与え続けてきた国である。
その歴史からすれば
世界で一番成熟していてもいい国である。
その悠久の国の姿として、
アイスが配られなかったからといって怒り心頭破壊活動というのは、いやはやなんとも。
もちろん、溜まっているものがあるのだろうことは察するけれど、それにしてもいやはやなんとも。

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