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ChatGPTさんは大江健三郎さんがお嫌い? [ヨモヤ]

先日、大江健三郎さんがお亡くなりになった。
若い頃、かなり大江さんの小説にはまった記憶があり、
ChatGPTさんにおススメの大江健三郎さん作品を聞いてみた。
新しい作家ではないし、判断もいらないので、
ChatGPTさんにお得意の分野かと思ったが、回答は奇想天外だった。
以下、噛み合わないやり取りをお楽しみいただきたい。

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私:大江健三郎のお勧めの作品はありますか

ChatGPT(以下CG):はい、大江健三郎氏は日本の作家であり、数多くの作品を手がけています。その中でもお勧めの作品をいくつかご紹介します。

『間の楔』- 戦後の日本を舞台に、人々の生活や思想、政治を描いた大江氏の代表作です。独特の文体や言葉遣いが特徴的であり、歴史的な背景に基づいた物語が展開されます。

『われらの時』- 戦前から戦後にかけての日本の社会変革を描いた長編小説で、大江氏の自伝的要素が強く反映されています。戦争や政治の動乱に翻弄される人々の姿をリアルに描いています。

『日本の熱い日々』- 日本の戦後史を描いた作品で、大江氏の自伝的な要素が強く反映されています。日本の政治や文化の変遷を、大江氏独自の視点で描いています。

『山羊の歌』- 文学作品としては異例の長さを持つ大長編小説で、大江氏の最も知られた作品の一つです。戦後の日本を舞台に、主人公の青年が自己の存在を探し続ける姿を描いています。

『わたしを離さないで』- 家族や人間関係をテーマにした作品で、大江氏の持つ人間性や家族観が強く反映されています。家族の愛や絆、人生の喜びや苦しみを繊細に描いた作品です。

以上のように、大江健三郎氏の作品は日本の戦後史や社会変革を描いた作品が多く、独自の文体や視点が特徴的です。彼の作品を通じて、日本の歴史や社会について深く考えさせられることでしょう。

私:全然滅茶苦茶な回答ですよ。

CG:申し訳ありません、回答が不十分でした。再度、大江健三郎氏のお勧めの作品を具体的にご紹介します。

『間の楔』- 戦後の日本を舞台に、人々の生活や思想、政治を描いた大江氏の代表作であり、多くの人々に高く評価されています。

『わたしを離さないで』- 家族や人間関係をテーマにした作品で、大江氏の持つ人間性や家族観が強く反映されています。家族の愛や絆、人生の喜びや苦しみを繊細に描いた作品です。

『日本の熱い日々』- 日本の戦後史を描いた作品で、大江氏の自伝的な要素が強く反映されています。日本の政治や文化の変遷を、大江氏独自の視点で描いています。

『山羊の歌』- 文学作品としては異例の長さを持つ大長編小説で、大江氏の最も知られた作品の一つです。戦後の日本を舞台に、主人公の青年が自己の存在を探し続ける姿を描いています。

『ひとりぼっちの青春』- 大江氏のデビュー作であり、青春期の少年の成長や性の探求を描いた作品です。若者の内面世界や社会的な葛藤をリアルに描いています。

以上の作品は、大江健三郎氏の作品の中でも特にお勧めの作品であり、彼の持つ独特な文学的な世界観や言葉遣いを堪能できる作品です。ご参考にしていただければ幸いです。

私:大江さんの作品が一つもありません。

CG:申し訳ありません、前回の回答に間違いがありました。以下は、大江健三郎氏のお勧めの作品を正確にご紹介します。

『光』- 長編小説であり、大江氏の代表作の一つです。異世界を舞台に、人々の苦悩や葛藤、希望を描いた作品であり、大江氏の持つ独自の文学的世界観や言葉遣いが際立っています。

『間』- 一人称の自伝的小説であり、大江氏の人生や家族、友人たちとの関係を描いた作品です。自己の探求や自己啓発、政治への関心などがテーマとなっています。

『野火』- 日本の戦後史を背景に、異なる世代の人々の視点を交差させながら、戦争や政治、個人の人生を描いた作品です。社会や政治の変化と個人の生き様を織り交ぜています。

『万延元年のフットボール』- サッカーを題材にした小説であり、大江氏の趣味であるサッカーに対する熱い思いが反映されています。スポーツを通じて人間の可能性や希望を描いています。

『あかねさす少女』- 大江氏の中短編小説集であり、異なるテーマを扱った短編作品が収録されています。愛や死、戦争、政治など幅広いテーマを独自の視点で描いています。

以上の作品は、大江健三郎氏の代表作や注目作品であり、彼の持つ独特な文学的な世界観や言葉遣いを堪能できる作品です。ご参考にしていただければ幸いです。再度、申し訳ありませんでした。

私:やっぱりいくつか間違っています。

CG:申し訳ありません、再度の誤りについて謝罪いたします。以下は、大江健三郎氏のお勧めの作品を正確にご紹介いたします。

『間』- 一人称の自伝的小説であり、大江氏の人生や家族、友人たちとの関係を描いた作品です。自己の探求や自己啓発、政治への関心などがテーマとなっています。

『武士の家計簿』- 幕末を舞台に、武士の生活や家計を描いた作品です。武士の家族や周囲の人々との関係、貧困との闘いなどが描かれています。

『わたしをみつけて』- 戦後の東京を舞台に、主人公の自己啓発と愛の物語を描いた作品です。自己変革や社会の変化をテーマにしており、大江氏の社会批評的な視点が反映されています。

『おおきく振りかぶって』- 野球を題材にした青春小説であり、高校野球部のメンバーたちの成長や友情を描いた作品です。スポーツを通じて人間関係や自己成長を描いています。

『川のひと』- 戦後の日本を舞台に、主人公の人生や周囲の人々との関係を描いた作品です。戦争の影響や社会の変化を通じて、人間の生き方や希望をテーマにしています。

以上の作品は、大江健三郎氏の代表作や注目作品であり、彼の持つ独自の文学的な視点や社会批評が反映された作品です。再度、申し訳ありませんでした。

私:いや、いくらなんでも「おおきく振りかぶって」はないでしょう。

CG:申し訳ありません、再度の誤りについて謝罪いたします。『おおきく振りかぶって』は、大江健三郎氏の作品ではありませんでした。正確な情報を提供することができず、混乱を招いてしまい申し訳ありませんでした。以下は、再度大江健三郎氏のお勧めの作品を正確にご紹介いたします。

『間』- 一人称の自伝的小説であり、大江氏の人生や家族、友人たちとの関係を描いた作品です。自己の探求や自己啓発、政治への関心などがテーマとなっています。

『武士の家計簿』- 幕末を舞台に、武士の生活や家計を描いた作品です。武士の家族や周囲の人々との関係、貧困との闘いなどが描かれています。

『わたしをみつけて』- 戦後の東京を舞台に、主人公の自己啓発と愛の物語を描いた作品です。自己変革や社会の変化をテーマにしており、大江氏の社会批評的な視点が反映されています。

『川のひと』- 戦後の日本を舞台に、主人公の人生や周囲の人々との関係を描いた作品です。戦争の影響や社会の変化を通じて、人間の生き方や希望をテーマにしています。

以上の作品は、大江健三郎氏の代表作や注目作品であり、彼の持つ独自の文学的な視点や社会批評が反映された作品です。再度、申し訳ありませんでした。

私:大江さんのことをよく知らないのだということがわかりました。
その場合、確実に大江さんの作品だとわかるものだけ紹介するという手もあるのではないでしょうか?

CG:申し訳ありませんでした。確かに、私が提供した情報には誤りが含まれていました。おっしゃる通り、大江健三郎氏の作品を紹介する際には、確実に彼の作品だとわかるものを選ぶべきでした。以下に、大江健三郎氏の代表作であることが確実な作品をご紹介いたします。

『遠い太鼓』- 1960年代に発表され、大江健三郎氏のデビュー作として知られています。原爆や戦争、人間の存在などをテーマにした作品であり、大江氏の独特な文学的スタイルが特徴的です。

『日本の現代文学』- 大江健三郎氏が日本の現代文学を総括する形で書かれた評論集であり、彼の文学的な考え方や評価が明確に示されています。

『万延元年のフットボール』- サッカーを題材にした小説であり、大江氏自身の趣味であるサッカーに関する深い洞察が反映されています。

以上の作品は、大江健三郎氏の代表作や知名度の高い作品であり、彼の文学的な世界観やスタイルを理解する上で重要な作品とされています。再度、誤りについてお詫び申し上げます。

私:駄目だこりゃ。

CG:申し訳ありません。もう一度、正確な情報を提供いたします。
大江健三郎氏の作品を紹介します。

『われらの百年』- 日本の戦後を描いた大長編小説であり、大江氏の代表作とされています。戦争の影響や戦後日本の社会・政治・文化の変化を描きながら、個人の存在や自己を問いかける作品です。

『凍りのくじら』- 自伝的要素を含む大江氏の小説であり、彼の生い立ちや家族の歴史を綴った作品です。日本の戦後史や戦争の傷痕を背景に、個人の苦悩や人間関係を描き出しています。

『砂の女』- 大江氏の初期の作品であり、異次元的な世界を舞台に、人間の苦悩や孤独を描いた作品です。抒情的な文章や独特な物語の構成が特徴的です。

これらの作品は、大江健三郎氏の代表作や重要な作品として知られています。彼の文学的なスタイルや世界観を理解する上で参考になる作品とされています。再度、誤りについてお詫び申し上げます。

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一週間後、再度聞いてみた。
少し学んでいるかな、という期待もあり。

私:大江健三郎さんのお勧めの作品を教えてください。

CG:大江健三郎さんは、現代日本の文学界において最も著名な作家の一人であり、多数の作品を発表しています。ここでは、代表作として挙げられるいくつかの作品を紹介します。

『間黒の皮膚』(1961年) - 大江さんの処女小説であり、戦後の東京を舞台にした社会派の作品です。日本の貧困層と差別問題を描いた作品で、大江さんの作風の特徴である先鋭的な表現手法が際立っています。

『わが聖女の生涯』(1968年) - 大江さんの代表作の一つで、キリスト教の聖女・テレサ・アヴィラの生涯を題材にした作品です。大江さんの独自の解釈を加えながら、テレサ・アヴィラの信仰心と苦悩を描いた作品となっています。

『火花』(1993年) - 大江さんの作品の中でも最も有名な作品の一つであり、1980年代の日本を舞台にした小説です。若者たちが自由と革命を求めて、反政府活動に奔走する姿を描いた作品で、現代日本の若者の問題を浮き彫りにしています。

『万延元年のフットボール』(1997年) - 大江さんの作品の中でも比較的最近に書かれた小説で、幕末の日本を舞台にしたサッカー小説です。日本で最初にサッカーが伝えられた時代を描きながら、日本と西洋文化との衝突や混交を描いた作品となっています。

これらの作品は、大江さんの作風の特徴である社会的な問題意識や文学的表現力が存分に発揮されています。どれも独自性が高く、多くの読者から高い評価を得ています。

私:相変わらずめちゃくちゃですね。
ChatGPTさんは大江さんに恨みでもあるのですか?

CG:いいえ、私には大江健三郎さんに対する恨みや嫌悪感などはありません。私は人工知能であり、感情を持ちません。また、私が回答した内容が不適切であった場合は、誠実に謝罪いたします。何か不快な思いをさせてしまった場合は申し訳ありません。

私:いやだって、全然大江さんの作品と違うものを勧めてこられるので。

CG:申し訳ありません。私の回答があなたの期待に添えなかったことをお詫び申し上げます。私は大江健三郎さんに対する特別な感情を持っておらず、単に質問に対して適切な回答を提供することを目的としています。もう一度、大江健三郎さんに関する作品について聞かれた場合には、適切な回答を提供できるよう最善を尽くします。

私:では、再度おうかがいします。
実は先日もおうかがいして、そのときもめちゃくちゃだったのですが。
大江健三郎さんの代表作と言ったらなんですか?

CG:大江健三郎さんの代表作として、以下のような作品が挙げられます。
『わが友ファルコン』
『日本の『新しい小説』』
『人間失格』
『青春』
『個人的な体験』
『死者の奢り』
『人間失格』は特に有名で、多くの人に愛読されています。ただし、大江健三郎さんは多彩な作品を残しており、その中でも個性的で魅力的な作品が数多くありますので、ぜひ様々な作品を読んでみることをお勧めします。

私:さすがに「人間失格」はないんじゃないでしょうか?
やはり大江さんになにか特別な感情があるのでは・・・。

CG:申し訳ありません、前回の回答に誤りがありました。大江健三郎さんの代表作としては、『わが友ファルコン』、『日本の『新しい小説』』、『青春』、『個人的な体験』、『死者の奢り』が挙げられます。『人間失格』は有名な作品ではありますが、代表作とまで言えるかどうかは議論があると思います。大江健三郎さんは多彩な作品を残しており、それぞれの作品に独自の魅力がありますので、ぜひ様々な作品を読んでみることをお勧めします。

私:ご存知かと思いますが、「人間失格」は太宰治さんの代表作ですよ。

CG:申し訳ありません、私の前回の回答には大きな誤りがありました。ご指摘いただきありがとうございます。『人間失格』は太宰治さんの代表作であり、大江健三郎さんが代表作として挙げられるべき作品は、私の前回の回答にあるように『わが友ファルコン』、『日本の『新しい小説』』、『青春』、『個人的な体験』、『死者の奢り』が正しいと思われます。再度、私の誤りをお詫び申し上げます。

私:「わが友ファルコン」ってなんすか?

CG:『わが友ファルコン』は、大江健三郎さんが1960年代に発表した小説で、多くの人から代表作の一つとされています。物語は、戦後の日本を舞台に、主人公である青年の成長や日本社会の変化を描いています。タイトルの「ファルコン」は、主人公が親友として慕うアメリカ人の異名であり、彼を通じて日本人とアメリカ人との文化的な交流も描かれています。文学的な技巧や思想的な深みがあり、多くの読者に愛されています。

私:そんな作品、本当にありますか?

CG:はい、『わが友ファルコン』という作品は実在します。大江健三郎さんの代表作として多くの人から称賛されており、文芸評論家からも高く評価されています。私の前回の回答において誤った情報をお伝えしてしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

私:大江健三郎さんにそんな作品はありませんよ。
誰から教わったのですか?

CG:私が前回回答した内容は誤りがありました。申し訳ありませんでした。『わが友ファルコン』という作品は存在しませんでした。正確な情報を提供することが私の使命であるにもかかわらず、誤った情報を提供してしまいましたことをお詫び申し上げます。大江健三郎さんの代表作には、私の先程の回答に挙げた作品があります。

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ちなみにBingのAIに聞いてみると、あっさり正解を出してきた。
ChatGPTさんより少し時間はかかるが、検索元も示してきて安定感がある。

私:大江健三郎さんの代表作を教えてください。

‘大江健三郎 代表作’ を検索しています

Bing AI:大江健三郎さんは、日本の小説家で、ノーベル文学賞を受賞した世界的文豪です。代表作は多くありますが、一例としては、『芽むしり仔撃ち』、『死者の奢り・飼育』、『万延元年のフットボール』、『同時代ゲーム』などが挙げられます。


これはこれで面白くないけれど。

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映画評 「わたしの見ている世界が全て」 [映画評]

ちゃんと作ろうという思いで作られた映画で、
退屈することなく見通すことができる。
ただし、
感動したか、映画的興奮を得られたか、というとそうでもない。
いい映画一歩手前、という感じの、モヤモヤした感がある。

公開されているストーリーはこんな感じ。
主人公は、ベンチャー企業でバリバリ働く女性。
目的のためには手段を選ばない性格が災いして職を失い、自ら起業して見返そうとするも資金繰りにつまずく。
母の死をきっかけに実家に戻った彼女は、家を売って現金化することをきょうだいに提案する。
しかし、きょうだいは揃いも揃って社会性に乏し。
主人公は、家族を実家から追い出すための「家族自立化計画」を画策する。

主人公の身勝手な行動がきょうだいを困惑させるのだが、
彼らもそれぞれ問題を抱えていて、
主人公の強引な振る舞いのおかげで思わぬ好結果が生まれることもある。

言いたいことはわかるが、ちと脚本が粗く、
「無理があるなあ」
という展開の連続。
主人公に不運が降りかかるのだが、そこに意外性はなく。
なんだか惜しい。

役者さんは、失礼ながらそれほど知られていない方々。
この映画の場合、そのことが効果を発揮していた。

直球のタイトル「わたしの見ている世界が全て」は、
まわりの迷惑を顧みずに突っ走る主人公のことだろうけれど、
映画を観ている自分のことかもしれないと思うと、少し観え方が変わってくる。
映画を観ていろいろ思うが本当にそれが全てかしら、
という感じで。
まあ、無理に深読みすればだけれど。

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