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「エスコンフィールドに行く」という感覚 [ヨモヤ]

エスコンフィールド北海道と周辺エリアのFビレッジを運営するファイターズスポーツ&エンターテイメントが、
開業6か月間の総括として事業報告を行った。
それによると、9月30日までの203日間の来場者は303万人。
予想営業利益はコロナ禍前の2019年から242%増の約26億円とのことである。
まずは順調なスタートを切ったと言えそうだ。

開幕当初は不安視されたプロ野球日本ハムの観客動員数も、
2023年が1試合平均26,515人
2022年が1試合平均17,937人。
及第点と言えるだろう。

新球場の開業初年度は観客動員が増えるのが自然だし、
2023年はコロナの反動もあってどの球団も観客を増やしている。
だから、2023年だけの数字をもって、エスコンフィールド大成功と決めつけるのは早計だが、
ちょっと他の球場とは違う趣を持っているように感じられる。

試合がない日は無料で入場できるのが嬉しい。
試合がない日の来場者数は平日が4,500人、休日は10,500人。
303万人のうち33%は野球観戦以外が目的で、
道外からの来場者が28%。
こうなると野球を見に行く場所ではなく、
エスコンフィールド自体が目的地になっていると言える。

エスコンフィールドに行けば、
野球ファンでなくても、気持ちの場所で美味しいものを食べることができる。
野球ファンなら、試合が無くても、あのグランドを見ているだけで幸せな気持ちになれる。

残念ながらチームの成績は最下位。
期待できる若手が何人もいるが、
FAで流出する選手がいるかもしれず、来年も厳しい戦いになるかもしれない。
しかし、たとえチームが勝てなくても、
エスコンフィールドの活気がなくなることはないように思える。
エスコンフィールド自体が人を集めるのだから。
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