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映画評 「ゆとりですがなにか インターナショナル」 [映画評]

2016年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」の映画化。
ドラマを観ていなくても、
最初から最後までワーワーしている映画で、細部にこだわる必要もないので問題ない。
へえ、こんな人も出てたんだと思いながら観れば十分。

主要登場人物は3人で、
岡田将生さんが演じるのは家業の酒造所の跡取り息子、
松坂桃李さんが演じるのは女性経験ゼロの小学校教師、
柳楽優弥さんが演じるのは中国での事業に失敗して帰国したフリーター。
正直なところ映画は別になんということもないが、
3人の演技は実に楽しい。

岡田さんの奥さん役に安藤サクラさん。
「BAD LANDS」にはしびれたが、コミカルなこちらでも引き付けられる。
仲野太賀さん、吉田鋼太郎さんといった面々には安心して委ねられる。

監督に水田伸生さん、脚本を宮藤官九郎さん。
安定の組み合わせ。

さらに、吉岡里帆さん、島崎遥香さん、矢本悠馬さん、上白石萌歌さんなど多士済々。
にしては物足りない感もあるが、
この映画で物足りることがあるのかどうかわからない。
それを言ったら、映画館で観るべき映画かどうかも、
ううん、微妙。

作品を観るというより、
皆さんのお芝居を楽しむものと思えば、
それはそれで。

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