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プロ麻雀「Mリーグ」は成功するか [ヨモヤ]

競技をメジャー化しようとする際、「プロ化」というのは大きな起爆剤となり得る。
一番の成功例はJリーグでブレイクしたサッカーであるが、振り返れば野球もそうである。
将棋や囲碁もプロとして整備して一般に普及した。
バスケットボールも、先行きは不透明だが、その道を歩んでいる。

麻雀界は、プロ化という面ではかなりの歴史がある。
現在、プロ雀士は2,000人ほどいるともいわれるらしい。
しかし、団体が複数存在していることや、ギャンブルの印象などから、大きなブレイクにはつながらなかった。
ここで発足した麻雀プロの対抗戦である「Mリーグ」は、起爆剤になるだろうか。
(にしても、「Mリーグ」という名称はベタだが)

Mリーグに所属する7チームの親会社は豪華。
電通・博報堂という広告会社の両巨頭に、
コナミ・セガサミーというアミューズメントの大手、
映像配信U-NEXTとネットの風雲児サイバーエージェントに加え、
テレビ界からテレビ朝日も参加している。
このメンバーなら期待も高まる。

先日、東京・グランドプリンス高輪にてMリーグの第1回ドラフト会議が行われたが、プロ野球のそれを模した、華やかで遊び心のあるものだった。
「金かけてんな~」
ということがわかりやすく伝わってきたが、プロにはこうした仕掛けが必要である。

そのドラフト会議では、7チームが各3名ずつを指名し、合計21人の初代「Mリーガー」が生まれたのだが、注目されていたのは、Mリーグ発足に向けてプロ雀士となった萩原聖人さん。
萩原さんは、「芸能人最強」を謳われ、その勝負強さから「リアルアカギ」とも言われている存在である。
本人は指名されるかどうかドキドキしていたということだが、順当に電通を母体とする【TEAM RAIDEN】から1位指名を受けた。

私は、特別プロ麻雀ファンでもなく、たまにYouTubeで見るくらいだが、それでも今回指名された雀士のなかで、
二階堂亜樹さん、佐々木寿人さん、高宮まりさん、茅森早香さん、
といった顔触れは知っている。
彼らがショーアップした会場で、チーム対抗として戦うというのは、やはり夢がある光景である。

野球やサッカーと違い、このリーグが実力的に頂点なのかどうかはわからない。
しかし、麻雀が広がる一つの転機になることは確かだ。
ネットでもその戦いが見られると思うから、私は結構楽しみにしている。
メディアも取り込んでいるから、案外跳ねるかも知れない。
(ここに今年お亡くなりになった小島武夫さんが入っていたら、さらに楽しかっただろうけれど)

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