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アメリカ株は最高値を更新 日本株の回復はあるか [経済を眺める楽しみ]

なんやかんやでトランプ大統領が物議を醸している。
言いたい放題やりたい放題のようにも見えるが、こうした振る舞いがある意味許されているのは、国内の経済が好調だからではないだろうか。
各種の経済指標は軒並み順調であり、
FRBのパウエル議長も
「力強い経済が継続するとみる十分な根拠がある」
と述べたという。

アメリカは株価も堅調である。
春先大きく下げたが、その後回復。
ダウ平均ではあと一息だが、S&P500では過去最高を記録するに至っている。
こうした状況だから、トランプ大統領も、例えば中国との貿易戦争でも強気に出られる。

一方の日本株は、
日経平均で見ると、1月には24,000円だったものが現在は22,600円近辺、
TOPIXで見ると、1月には1,900ポイントだったものが現在は1,700ポイント近辺、
と、さえない展開が続いている。
アメリカ経済が拡大を続け、
円高方向にも振れず、
EUもそれなりに順調な経済状況のなか、
なぜ日本株が騰がらないのか。
米中の貿易戦争が投資家心理を悪化させていること、
がその理由とされていたりするが、日本は当事者ではないし、今一つ説得力がない。

株が騰がらない根本の原因には、今期の企業業績に自信が持ちきれないこと、日本経済の成長が確信できないこと、などがあるのだと思う。
ここ数年は、過去最高益をたたき出す企業が続出したが、今期はそうはいかないのではないかとみている投資家が多いということだろうか。

さて、今年も残りあと4月と少しである。
過去2年、年末に向けて力強く上昇しているが、今年はどうだろう。
急激に上がることは期待できなくても、1月の高値にトライするくらいまでは可能性があるのではないか、と見たい。
米中貿易戦争の先は見えず、
いつその矛先が日本に向くかもわからないという不安はあるものの、
下げたまま終わるような経済状況ではないと思うからである。
いい会社をしっかり探す夏休みにしたい。

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