SSブログ

映画評 「賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」 [映画評]

2019年に公開された「映画 賭ケグルイ」の続編。
監督や主要キャストはほぼそのまま。
前作が強烈に面白かったという記憶もないのだが、最悪につまらなかったという記憶もなく、
おバカ映画が観たくなる性分の身としてはふらりと行ってしまう。

監督は前作に引き続き英勉さん。
英さん監督作品では「ヒロイン失格」が最高で、
去年公開された「前田建設ファンタジー営業部」や「映像研には手を出すな!」も楽しかった。
しかし、同じく去年公開された「ぐらんぶる」のようなハズレ作品もある。
で、本作はどうかというと、
残念ながら。
最初からあまり面白くないのだが、最後までそのまま面白くない。
キャラクターがぶつかり合うおバカ映画でいいのに、
なにやら妙な設定があり、全く入り込めない。

ストーリーも設定も無茶苦茶でも、せめてギャンブルシーンで楽しませてくれればいいのだが、
今回はそれすらもない。
というか、ちゃんとギャンブルすらしてくれない。
ゆえに、観終わってスカッとすることもない。
じゃ、なんでこの映画撮ったのよ、と言いたくなる。

主演は、若手女優のトップ級と言っていい浜辺美波さん。
その浜辺さんをまったく活かしきれていないのは、もったいないにもほどがある。
この映画に出るくらいなら、「咲-Saki-」の続編を作ってほしかった。
敵役に藤井流星さんが扮する。
可愛そうなくらい魅力のない役でお気の毒。

最初から最後まで、一直線につまらないので、
書くべきことも見当たらない。
かなりの時間とお金をかけて、
多くの人が絡んで、
どうしてこんなになっちゃうのだろう。
ホント、不思議である。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事