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当たらないとわかっているけれどM-1予想 [ヨモヤ]

今週の日曜日、12月24日のクリスマスイブ、
19回目となるM-1グランプリが放送される。
楽しみにしている人も多いと思うが、私もそのなかの一人。
勝手に、正月のようなものだと思っている。
今年は、クリスマスと正月がいっぺんに来ることになる。

毎年やってはみるけれど、さっぱり当たらない優勝予想。
今年も当たらないだろうとわかっているけれど、予想した方が楽しみが増すので。

ちなみに、Yahoo!で行われている優勝予想投票の上位は以下のとおり。

1位 さや香
2位 モグライダー
3位 敗者復活枠
4位 カベポスター
5位 真空ジェシカ
6位 令和ロマン

12月20日現在では、さや香がダントツである。
去年の実績、
堂々の決勝進出と
優勝候補にふさわしい存在感がある。

敗者復活枠が優勝予想の上位に入るのは毎年のこと。
気持ちはわかるが、それを優勝候補とするのは予想としてはイマイチだろう。

モグライダー、カベポスターは両組とも好きなコンビだが、
突き抜けるところまで行けるかどうか。
真空ジェシカは鉄板に面白いし、繰り返し観たくなるが、
審査員との相性がどうだろう。

一発あるとしたらヤ―レンズだろう。
会場が温まった6組目くらいに出てきたら弾けるかもしれない。

私の優勝予想は、面白みは全くないが、さや香である。
しゃべり倒して、笑かし倒して、
ど真正面から優勝してもらいたい。

M-1は、芸人さんたちの運命が変わる夢の舞台。
その日まであと3日。

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映画評 「窓ぎわのトットちゃん」 [映画評]

「窓ぎわのトットちゃん」が出版されたのは1981年のこと。
今から40年以上も前のことになる。
日本国内での累計発行部数は800万部を突破し、「戦後最大のベストセラー」とされている。
当時、私も読んだ。
面白く読ませてもらったし、犬の耳の裏のにおいをかぐところに共感した。

本が売れてから何十年も経っているので、
時期を逸している感は半端ない。
それでも、あの本の面白さを映像で表現できればきっと楽しい映画になる。

と思っていたのだが、ふうむ。
原作は楽しく面白かったのだが、
映画になるとなんだか違う。

トットちゃんがあまり魅力的に感じられないし、
全体的にどうにも説教臭さが漂う。
とってつけたような反戦感も心に届かない。
いや、もっと自由で奔放なお話だったはずなのに・・・。

声の出演は、トットちゃん役が大野りりあなさん、小林先生役が役所広司さん、
バイオリン奏者であるトットちゃんのパパ役が小栗旬さん、ママ役が杏さんなど。
役所さんはもちろんお上手なのだが、
役所さんの顔が浮かんで来てしまうきらいあり。

トットちゃんは、映画の中でも勝手気ままな存在であってほしかった。
道徳とは遠いところで。

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競馬の西高東低時代は終わったか [ヨモヤ]

私が競馬を始めたうん十年前、
競馬界は東高西低だった。
ダービーで言えば、
ミスターシービー、シンボリルドルフの連続3冠馬に始まり、
シリウスシンボリ、ダイナガリバー、メリーナイス、サクラチヨノオー、ウィナーズサークル、アイネスフウジンと、
ずっと関東馬が優勝した。
風向きが変わったのは1990年前後。
きっかけは栗東トレーニングセンターに導入された坂路調教だとされている。
それから30年以上に渡り、競馬界はずっと西高東低だった。
滋賀県出身の私としては、この傾向は嬉しかった。

しかし、ここに来て風向きが変わっている。
アーモンドアイ、イクイノックスといった名馬がGⅠを席巻したばかりではなく、
おしなべて関東馬のレベルが上がっている。
これまでのJRAのGⅠは関東馬が13勝、関西馬が9勝。
残り2戦を待たずに98年以来25年ぶりに関東が勝ち越しを決めた。
ダービーも秋の天皇賞も関東馬だった。

ただし、すべてのレースに視野を広げると、少し風景が違う。
スポーツニッポンに掲載されていたコラムによれば、
12月10日のレース終了時点で
関東1,406勝、関西1,909勝
でまだ結構差がついている。
年間勝利数で関東が上回ったのは1988年だから、30年以上関西馬優勢が続いている。
ここは譲れないところか。

今年、美浦トレセンが改修され、栗東を上回る設備になったという。
関東馬が反撃する態勢が一層整ったと言えそうだ。
関西馬ファンとしては盛り返してほしいところだが。

一年の締めくくりのお祭りレース有馬記念も、関東馬が優勢である。
素直に関東馬を買おうか、
やはり関西馬に義理を立てようか。

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M-1ウイークスタート [ヨモヤ]

今年のM-1グランプリ決勝は、12月24日に行われる。
クリスマスイブの決勝は、チュートリアルが優勝した2006年以来のことという。

M-1は年々大会の規模を大きくしている。
参加者が過去最多の8540組になったのもさることながら、
視聴率やその他もろもろを含めて社会的影響力が拡大している。
お笑いの大会でそこまで、という感もなくはないが、
それだけ価値があり、夢があるイベントになっている。

審査員が誰になるかも毎年注目される。
今年は志らくさんが抜け、
松本人志さん、中川家・礼二さん、海原ともこさん、ナイツ塙さん、サンドウィッチマン富澤さん、博多大吉さん、山田邦子さん、
という7名になった。
海原ともこさん以外は昨年からの続投となる。
M-1では審査員は国民から審査されている感があり、
大変な仕事だと思う。
なにとぞよろしくお願いいたします。

決勝に進出したのは、
ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、モグライダー、令和ロマン、さや香、真空ジェシカ、ヤーレンズの9組。
敗者復活組を合わせた10組の漫才に、
笑いの神様が下りてきてくださいますように。

笑いの神様に振り向いていただくために大切なのはなんと言ってもトップバッター。
2015年のメイプル超合金、
2021年のモグライダーのように、
トップバッターが笑いを取ると、神様が下りてきてくださり笑いが連鎖する。
トップバッターになってしまうと、上位3組に入るのは難しくなってしまうが、
その後のお笑い人生にマイナスになるとは限らない。
過去のトップバッターには、
中川家、千鳥、笑い飯、ダイアン、ナイツ、見取り図、ニューヨークといった面々が並ぶ。
しっかり爪痕を残せば、未来が開ける。

今週は、M-1のことと有馬記念のことを考え続ける一週間になる。
一年の締めくくりに、楽しみにできるビッグイベントがあるのはありがたいことである。

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「おひとり様」の時代 [ヨモヤ]

博報堂生活総合研究所が 「ひとり意識・行動調査」の結果を発表した。

「ひとりでいるほうが好き」か「みんなでいるほうが好き」か。
1993年の調査では、ひとり派が44%、みんな派が56%だったが、
2023年の調査では、ひとり派が56%、みんな派が44%になり、
きれいに逆転した。

カフェや映画に「一人で行きたい」という人も増えているようだ。
会社の昼休みを一人で過ごしたい人も増えているし、
一人で食事するのは淋しいと感じる人は減っている。
この30年間で、
一人でいることへの耐性がぐっと高まったことがよくわかる。

一方、
「誰かのために生きるより、自分のために生きたい」
という人は減っており、
自分さえよければ、というわけでもなさそうだ。

世の中が便利になり、
人からかまわれなくても暮らせるようになり、
一人で生きるしんどさが減った。
コンビニに行けば三食すべて困らないし、
飲食店に一人で入るのもごく普通である。
一人で暮らしていても奇異に思われない。

それは悪いことではないと思う。
でもね。

正直なところ、私自身も一人でいることが嫌いではない。
というより完全に好きである。
でもね。

ずっと一人で生きていくのも、立派な人生である。
人様に迷惑をかけないのなら、誰からとやかく言われる筋合いもない。
でもね。

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NISAを始めたからって自然にお金が貯まるわけではない [資産運用]

2024年からNISAが大きく変わる。
ご存知のとおり、NISAとは「少額投資非課税制度」のことである。
これまでのNISAは、
投資できる額が小さく、
使い勝手も悪いものだったが、
一気にグレードアップする。

主な変更点は以下のとおり。
・一般NISA(成長投資枠)とつみたてNISA(つみたて投資枠)の併用が可能に
・年間投資上限額が最大360万円に拡大
・生涯非課税限度額が最大1,800万円で新設
・非課税保有期間の無期限化
・制度の恒久化
・非課税枠の再利用可
・受入可能商品の見直し

非課税ということで財務省が抵抗していたのか、
これまでは投資をしてほしいのかしてほしくないのかさえもよくわからなかった。
今回の改正はまさにエンジン全開フルスロットルである。
この大盤振る舞いに、NISAの口座開設数も順調に増えているようだ。

ただ、NISAが有利な制度であり、グッと内容が充実したのは事実として、
NISAをはじめさえすればお金が貯まるような、
少なくとも20%は得するような、
そんなあおり広告が目立つのは気になる。

当たり前だが、NISAを始めたからと言って、自然にお金が貯まるわけではない。
反対に、ズルズルと減っていく可能性さえある。
NISAの利点は非課税であることだが、
それも利益を出してはじめて意味を持つ。
NISAは損失を止めてくれないし、
むしろ損益通算できない分、不利かもしれない。

もちろん、そんなことはわかっていて始められる方がほとんどだろう。
しかし、なんとなく始めてしまったり、
得をするのが当然と思ってしまっていたり、
マイナスになる可能性があることをよく理解していなかったり、
ということがあると、あとあと残念な思いをするかもしれない。

当たり前だが、投資の世界に、美味しいだけの話があるわけがない。
まあ、落ち着いて。

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映画評 「女優は泣かない」 ~ 楽しい熊本ご当地映画 蓮佛さんを堪能できる ~ [映画評]

本作の舞台は熊本県荒尾市。
監督・脚本を手掛けた有働佳史さんの故郷だそうだ。
それだけに郷里愛のある思い入れの強い作品になっている。

ストーリーは、
スキャンダルで仕事を失った女優が密着ドキュメンタリー撮影のため10年ぶりに故郷に帰ってきたが、
それを撮るのは駆け出しの若手女性AD一人だけ。
しかも、そのADもいろいろ抱えていて・・・
というストーリー。
基本はコメディ。
終盤ちょっとしんみりもするけれど。

2010年に公開された「君に届け」という映画で見て以来、
蓮佛美沙子さんを応援している。
本作は蓮佛さんのよさがしっかり出ていて、その意味でこの映画は成功。
タイトルが活きているし、
ラストシーンも決まっている。

AD役に伊藤万里華さん。
「サマーフィルムにのって」ではぴったりはまっていた伊藤さんだったが本作ではどうだったか。
別のキャスティングがあってもよかったと思う。
熊本の映画らしく宮崎美子さんが出演。

故郷にいい思い出がない女優。
しかし、いろいろな人に久しぶりに触れていくうちに、なにかが溶けてくる。
それでも、女優は女優しかできないとわかっていて、
東京にいるしかないとわかっている。
そんな女優を、女優・蓮佛さんが楽しく熱演。

最期、予定調和的に和解してしまうのが少し残念。
もうひとひねりできなかったか。

「女優は泣かない」は、作り手の思いが伝わる小品。
こういう映画もあり。

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史上最強のM-1戦士 和牛の漫才を忘れない [ヨモヤ]

漫才コンビ和牛が解散を発表した。
彼らの漫才が大好きだったので、解散してしまうのは残念である。
彼らの漫才が見られなくなってしまうこと、
彼らが別々の道を歩くことになってしまったこと、
そんなことを考えると悲しい。

普段は離れていても、
「和牛」という屋号だけは残しておいて、
何かの機会に漫才を披露する、
というパターンもあっていいと思うが、
二人はそれを潔しとしなかったのだろう。

M-1グランプリ決勝進出の回数をランキングすると、
1位 笑い飯 9回
2位 和牛  5回
2位 麒麟  5回
となる。
出場回数では笑い飯が上回っているし、優勝もしている。
しかし和牛は、2015年から3年連続で決勝に進出し、
その間、3年連続で準優勝という快挙を達成している。
私の中では、最強のM-1戦士である。
今思えば、どこかで優勝していれば漫才人生も変わったのだろうけれど、
それを言ってみたところで。

いろいろなネタが思い出される。
「結婚式を抜け出した花嫁」は鮮烈だったし、
「花火デート」はM-1史に残る傑作だったと思う。
ほかにも、いくつも面白いネタを思い出す。

和牛が解散しても、
彼らの漫才が面白かったことを忘れないし、
それを語り継いでいきたいと思う。
それしかできないが、
それができる。

しかしまあ、
お笑いの人なんだし、しんみりするより笑い飛ばそう。
笑い過ぎて出てしまった涙はティッシュで拭って。

聞いてください。
ティッシュマイベイビー
https://www.youtube.com/watch?v=QsWuO0vaxos

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ハリウッドのストライキが日本映画にチャンスをもたらしている [映画評]

今年のハリウッドはストライキに揺れた。
俳優も脚本家もこぞってストに参加した。

この様子を見て、
日本映画にチャンスあり、
とおっしゃっている方がおられた。
そうなったら嬉しいが、日本映画には言葉の壁が厳然としてあるし、
日本人とアメリカ人の嗜好も大きく違うので、
そうはならないんじゃないかと思っていた。
しかし、どうも風向きが変わったらしい。

アメリカの映画興行成績。
12月の第一週、「ゴジラ-1.0」が3位に初登場して先鞭をつけ、
第二週には、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が首位に立った。
ゴジラもしぶとく3位をキープ。
なんと1位と3位を日本映画が占めている。

「君たちはどう生きるか」はジブリ史上最高のオープニング、
「ゴジラ-1.0」は邦画実写作品として歴代1位。
まさに記録づくめ。

日本映画が上位を占めているのは、
ストの影響でハリウッドの映画が揃わないことが要因のひとつであるらしい。
しかし、理由はどうあれ、アメリカ市場をこじ開けたのは大きい。
マーケットが広がり、チャンスが拡大すれば、
日本の映画作りの環境も好転するかもしれない。

日本映画は、残念ながらしょぼいものが多い。
マーケットが小さいから興行成績が上がらず、
興行成績が上がらないから製作費も付けられない、
という悪循環になっているのだろうか。
これが、アメリカでもヒットするとなれば、話は変わってくる。

音楽でのアメリカ進出はなかなか成功しないが、
映画ではうまく行き始めている。
この流れが続くといいが。
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ロシアとオリンピック [ヨモヤ]

国際オリンピック委員会(IOC)が、
ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシ両国の選手について、
個人の中立選手として来夏のパリ五輪参加を容認すると決定したという。
これに対してウクライナ側は強く反発している。

IOCは、ロシア、ベラルーシの国歌や国旗の使用を禁じるというし、
団体競技での出場も認めないとする。
厳しいと言えば厳しいが、個人的な参加できる選手もいるということになる。
となるとなし崩しな感じもある。

スポーツに政治を持ち込むべきではないという意見がある。
個々の選手に罪はないという考え方もあるだろう。
もっともだとは思うが、
ウクライナ侵攻以前に、
ロシアの反オリンピック的な振る舞いは許容できる範囲を大きく超えていると思う。

例えば、オリンピック休戦違反である。
2014年ソチパラリンピック後の休戦期間中にクリミア半島を併合したり、
2022年北京オリンピック後の休戦期間中にウクライナに侵攻したり。
わざわざ休戦期間に軍事行動を行っている。

例えば、国ぐるみのドーピングである。
世界アンチ・ドーピング機構が2019年に全ての主要大会からロシアを4年間追放する措置を課したように、
一部の不届きものではなく国を上げての不正が常態化している。

ロシアの行動は、反オリンピック的であると言わざるを得ない。
当たり前だが、ほかにこんな国はない。

反オリンピック的な振る舞いをしている国がオリンピックに参加する意味があるだろうか。
一人一人の選手に罪はない、
としても、
許容できる範囲というものもあると思う。

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