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20,000円割れも覚悟 ~ 令和に入ってから株価はずっと軟調 ~ [経済を眺める楽しみ]

令和に入り、
10連休でそれなりに消費が喚起され、
祝賀ムードも高まったのだが、
残念ながら株価はずっと軟調。
4月には日経平均で22,000円を超えていたものが、20,600円まで下落してしまった。

このあたりで底を打ってもらいたいところだが、来週はさらに厳しい相場になると見込まれる。
先週末のアメリカ市場が大幅な下落となり、
さらに円高も進んでいるからである。
下落のきっかけは、例によって米トランプ大統領の発言であり、
メキシコの全製品に5%の追加関税をかけると表明したことが響いた。
中国経済の減速が意識されているのも下げの要因だが、これにもトランプ大統領の影響が小さくない。

こうも悪材料が揃ってしまうと、日本株の下げも加速せざるを得ないだろう。
20,000円割れも覚悟する必要がありそうだ。
日本国内の状況だけを見ると、
雇用環境は安定しているし、
オリンピック・パラリンピックに向けた需要もあり、
インバウンド景気もあり、
と、悲観一色ではないが、外部環境の悪さを打ち消すほどの力強さはない。
秋に控えている消費増税も心配の種である。

株価は上がったり下がったりするものであり、
当然こういう時期もある。
そして、こういう時期にこそ、
市場の空気に流されて本来の価値よりも低い株価で放置されている銘柄を拾っておくべきである。
理屈ではわかるのだが、
どの銘柄が不当な安値なのか、見破るのは簡単ではない。
わからないのなら、
「休むも相場」
という局面かもしれない。

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