老後「2000万円が不足」 の金融庁の報告書に驚くことに驚く ~ マスコミの役割は扇情ではないはず ~ [資産運用]
FNNPRIMEというサイトに、
『老後「2000万円が不足」 金融庁が驚きの報告書』
とのタイトルのニュースが上げられている。
そして、
「金融庁が3日、驚きの報告書をまとめました。
その試算によると、老後に必要な資金は、なんと2,000万円だというのです。」
と続く。
私は、何が驚きなのか全くわからなかった。
というのも、老後に年金以外の貯えが必要なのは誰でも知っていることで、
その額は3,000万円とも5,000万円とも言われている。
なかには、1億円近くが必要との試算さえある。
2,000万円と言われて、「安過ぎる」と驚くのならともかく、
高額と驚くのには驚いた。
このFNNのサイトは動画が付いていて、その中ではフジテレビのアナウンサーさんやコメンテーターが、
「そんなことを急に言われても」
「2,000万円なんてどうすればいいか検討もつかない」
などと言い合っている。
いやいや、急に言ってないでしょう。
年金についてはみんな心配しているはずだし、
自己責任でできる限りはやってほしいと前から言われている。
また、平均年収が1,000万円を大きく超えているテレビ局の方が、
2,000万円を大金過ぎるというのも、空々し過ぎる。
皆さんの給料なら、40歳前に楽々2,000万円くらい貯めているでしょうに。
念のために言っておくと、このニュースについてはFNNだけではなく他のマスコミも同様の伝え方をしている。
いわく
「金融庁の突然の報告書に困惑が広がる」
「年金は100年安心ではなかったのか」
といった具合である。
ふむ。
マスコミの方は、貯金なしの年金だけで老後が賄えると本気で信じておられたのだろうか。
だとしたら、そのお気楽さに驚く。
これまで、老後にいくら必要、といった分析を読んだことがなかったのだろうか。
だとしたら、その勉強不足ぶりに驚く。
そのどちらでもなく、単に煽動するための取り上げ方なのだろうか。
だとしたら、その無責任さに驚く。
いつもは情報を開示しろと迫っておいて、
今回のように誰でも知っているようなことを念のために示すと、
「突然何なんだ」
と言い出す。
その点についても、見識を疑ってしまう。
一銭も貯金せずに、働きもせずに、年金だけで暮らせる時代は、これまでもなかった。
年金プラスアルファを自分で備えるのは、当たり前のことである。
それをこんな風にミスリードしてしまっては・・・。
驚くとともに、情けない。
『老後「2000万円が不足」 金融庁が驚きの報告書』
とのタイトルのニュースが上げられている。
そして、
「金融庁が3日、驚きの報告書をまとめました。
その試算によると、老後に必要な資金は、なんと2,000万円だというのです。」
と続く。
私は、何が驚きなのか全くわからなかった。
というのも、老後に年金以外の貯えが必要なのは誰でも知っていることで、
その額は3,000万円とも5,000万円とも言われている。
なかには、1億円近くが必要との試算さえある。
2,000万円と言われて、「安過ぎる」と驚くのならともかく、
高額と驚くのには驚いた。
このFNNのサイトは動画が付いていて、その中ではフジテレビのアナウンサーさんやコメンテーターが、
「そんなことを急に言われても」
「2,000万円なんてどうすればいいか検討もつかない」
などと言い合っている。
いやいや、急に言ってないでしょう。
年金についてはみんな心配しているはずだし、
自己責任でできる限りはやってほしいと前から言われている。
また、平均年収が1,000万円を大きく超えているテレビ局の方が、
2,000万円を大金過ぎるというのも、空々し過ぎる。
皆さんの給料なら、40歳前に楽々2,000万円くらい貯めているでしょうに。
念のために言っておくと、このニュースについてはFNNだけではなく他のマスコミも同様の伝え方をしている。
いわく
「金融庁の突然の報告書に困惑が広がる」
「年金は100年安心ではなかったのか」
といった具合である。
ふむ。
マスコミの方は、貯金なしの年金だけで老後が賄えると本気で信じておられたのだろうか。
だとしたら、そのお気楽さに驚く。
これまで、老後にいくら必要、といった分析を読んだことがなかったのだろうか。
だとしたら、その勉強不足ぶりに驚く。
そのどちらでもなく、単に煽動するための取り上げ方なのだろうか。
だとしたら、その無責任さに驚く。
いつもは情報を開示しろと迫っておいて、
今回のように誰でも知っているようなことを念のために示すと、
「突然何なんだ」
と言い出す。
その点についても、見識を疑ってしまう。
一銭も貯金せずに、働きもせずに、年金だけで暮らせる時代は、これまでもなかった。
年金プラスアルファを自分で備えるのは、当たり前のことである。
それをこんな風にミスリードしてしまっては・・・。
驚くとともに、情けない。