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30年経ってやっと税収が過去最高に  ~ 税収が伸びるのは本来当たり前 ~ [経済を眺める楽しみ]

2018年度の国の税収が60兆円を超え、
バブル期の1990年度(60.1兆円)を超えるのは確実。
どうやら過去最高となるらしい。

税収が増えるのは払う側からすれば嬉しくはないが、
経済が成長することを前提とすればごく当たり前のことである。
日本以外の多くの国では、毎年過去最高を更新しているだろう。
さらに、高齢化が進んで支出が拡大の一途となっていることを考えれば、
これまで税収が伸びて来なかったことの異常さに気づく。
足らなかった分は、すべて借金として溜まっている。

税収が伸びた理由として挙げられているのが、所得税の伸び。
株式の配当収入などが増えことが原因だという。
一方、法人税は伸び悩んだらしい。
日本は当事者ではないが、米中貿易摩擦の影響が少なくないようだ。

10月の消費税率の引き上げにより、19年度の税収も過去最高になるだろう。
さらに2020年度も、消費税率引き上げの効果が通年になるから、普通なら過去最高となるはずだ。
ただし、歳入と歳出の不均衡額は2~3兆円どころではないし、
積み重なった借金が数百兆円もあるから、焼け石に水感がないではない。

それにしても、30年間も税収が伸び悩んで、
そのままにしていたというのはどういうことだろう。
2-3年ならわかるが。
税や年金については、
政治家のことをあげつらうばかりではなく、
きちんと自分事として考えたいところである。
そうしないと、またこれからの30年間も同じようなことが繰り返されてしまいかねない。

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