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映画評 「パラレルワールド・ラブストーリー」 [映画評]

出す作品出す作品が次々映画化される東野圭吾さんの小説が原作。
「真実の世界はどっちだ?
世界が変わりまくる、驚愕の108分!」
と大仰な宣伝文句が躍る。
まあ、宣伝だから当然だが。

確かに、場面は次々に展開する。
しかし、残念ながら、ドキドキもワクワクも感じない。
謎解きの知的興奮もない。
オチが見え見えなわけではないのだが、
オチを知りたい、という気になれない。

脚本が悪いのか、
演出が悪いのか、
役者が悪いのか、
主人公に魅力がない。
だから、話に入り込めない。
苦悩が胸に響かない。

なんだこりゃ、と思っているうちに映画は終了。
オチもイマイチ。

監督は森義隆さん。
前作の「聖の青春」はまずまずだったが、本作ではミソを付けてしまった。

玉森裕太さんが主演。
残念ながら、印象は無し。
吉岡里帆さんが共演。
吉岡さんの役柄も説得力はほぼないが、アップのシーンが多く、ファンの方は楽しめるかもしれない。

「パラレルワールド・ラブストーリー」は、いいところを探すのがちょっと難しい映画。
宣伝文句が派手な映画には気を付けよう、という教訓を残してくれるのが最大の功績だろうか。

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