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何度も書くが、高校野球の球数制限には反対  ~ 大多数の高校野球部員もそんなことを望んでいない ~ [ヨモヤ]

高校野球で、ピッチャーの球数に制限をかけようという意見が近年強まっている。
私はこれには反対であり、このブログにも何度か取り上げた。
決まってしまって動き出してしまったら、もう戻れないだろう。
だから、繰り返しになっても書いていこうと思う。

報道によれば、来年の選抜から取り入れられる可能性があるという。
目的は投手を守ることらしいのだが、誰がそれを望んでいるのだろう。

そう言うと、現役や引退したプロ野球選手の名前が上がるかもしれない。
桑田さんやダルビッシュや筒香が球数制限すべきと言っている。
しかし、彼らの意見を聞くべきか、
高校野球部員の意見を聞くべきか、
どちらだろう。
私は、ごくごく少数の野球エリートの方の意見より、
野球が好きで、
甲子園が夢で、
仲間たちと青春を燃やしている高校生の意見を尊重すべきだと思う。
それが当たり前だと思う。

球児へのアンケートは、このところボツボツなされている。
例えば、
「今年の選抜出場32校に、東京新聞が聞いたところ、『制限を設けるべきだ』と答えたのは一校にとどまった」
「山形県高校野球連盟が行った球数制限に関するアンケート結果では、賛成は1割にとどまった」
「高校野球の投手の球数制限について、福岡県高校野球連盟が今春に実施したアンケートで、野球部員の87%が『反対』と回答した」
といった具合である。

野球部員の意見は、はっきりしている。
球数制限には反対、である。
賛否は分かれていない。
これだけやいのやいの言われている状況にあって、圧倒的多数の野球部員が、
球数制限にNOの意見を持っているのである。

この状況で球数制限を導入するのは、一体誰のためなのだろう。
球児は望んでいないのだから、球児のためではない。

投手を守る、というが、何のために。
将来を見据えて、というのかもしれないが、
全体の1%にも満たないプロ野球候補生を守るために全体を犠牲にするのが合理的とは思えない。
高校野球から夢やドラマがなくなり、
どの学校の戦力が充実しているかを競う場になってしまったとして、
それを誰が望むのだろう。
今ならまだ立ち止まれる。

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