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甲子園の決勝は劇画のような顔合わせ [ヨモヤ]

令和初の甲子園。
決勝進出の2校が決まった。

1校目は、大会屈指、というレベルを超え、
歴代高校野球児の中でも相当な力を持つと言える奥川くんを要する星稜高校。

星稜高校と言えば、
箕島高校との延長18回の激闘、
ゴジラ松井の5敬遠など、
数々の伝説を残してきた学校である。
北陸勢初の夏の甲子園制覇の夢を乗せて決勝の舞台に臨む。

対するは大坂代表の履正社。
履正社と言えば、昨年夏の北大阪大会予選において、絶対王者であった大阪桐蔭をギリギリまで追い詰めたことを思い出す。
甲子園ではすいすい勝ち抜いていった大阪桐蔭だが、履正社には大苦戦。
9回2死までリードを許す、という展開だった。
その試合を落とした履正社にとっては、去年の分も、という思いがあるだろう。

この両校は、春の選抜の1回戦でぶつかっている。
その時は、奥川くんが完璧に履正社打線を封じ込め、
被安打3、奪った三振は実に17個。
大阪代表のチームが17個もの三振を取られるというのは、衝撃的であった。

履正社はこれを糧に打撃を鍛え、
今大会では霞ケ浦の鈴木くん、津田学園前佑くんといった好投手を次々に攻略した。

最高の顔合わせともいえる両チームであり、
前評判どおり勝ち上がってきたのもすごい。
智辯和歌山戦の激闘もあり、世の中的には星稜を推す声が強そうだが、
私の予想は履正社。
奥川くんが100の力を出せれば、いかに対策を練ったところで打てるはずはないが、
甲子園の決勝ともなれば、さすがに疲れも残っていて、80くらいの力しか出せないだろう。
となれば、履正社打線がなんとかするのではないかと思う。

選抜からのドラマが、甲子園の決勝で結実する。
ドラマのような展開だが、甲子園ではこういうことがある。
甲子園の神様に感謝しつつ、いい試合になることを祈ろう。

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映画評 「ダンスウィズミー」 [映画評]

矢口史靖監督というと、どうしても「ウォーターボーイズ」と「スウィングガールズ」の2作が思い浮かぶ。
どちらも20年近く前の作品だけに、ご本人とするとそれほどうれしくないかもしれない。
しかし、
「ウォーターボーイズ」では妻夫木聡さんが、
「スウィングガールズ」では上野樹里さんが、
それぞれ大ブレイクするきっかけをつかんだこともあり、
この2作の印象はどうしても強くなる。
結果、矢口監督作品と言うと、「さわやかなコメディ」的な作品が求められることになる。
まあ、そういう作風でもあるが。

本作「ダンスウィズミー」も、そんな矢口作品の系譜に連なるもの。
ワンパターンと言えばそうだが、得意な形を持っていることは強みである。
また、ワンパターンのなかで人を喜ばせるためには、かなり高度な技術も必要とされる。

予告編はかなり面白そうだったが、
日本製のミュージカルへの不安もあり、
あまり期待度は高めずに。
しかし、これがまずまず楽しめた。

「おどるポンポコリン」に、『インチキおじさん登場』という歌詞があるが、
インチキおじさんには、なぜか魅かれるものがある。
面白くて、馬鹿馬鹿しくて、
ちょっと哀しい。
本作も、インチキおじさんや、しがない芸人さんへの愛があふれている。
駄目な人へのやさしいまなざしにほっこりさせてもらえる。

主演は三吉彩花さん。
この映画では、彼女が出ずっぱり、踊りっぱなしだから、彼女の映画であると言える。
これまでにもいろいろな映画やドラマに出ておられたようで、中には私が観た作品もあるのだが、
あまり印象はなかった。
本作では、普通のOLが催眠術にかかって歌い、踊り出す、という設定なので、歌やダンスがそれほどすごくなくても違和感はない。
しかし、ハリウッド作品なら、もっと完璧に仕上げてきただろうとは思う。
そこが日本製らしいと言えば言えるし、
ある種のリアリティがあるとも言えるが、
夢の世界には連れて行ってもらえない。
相棒役のやしろ優さんが弾けている。
大切な役柄を、しっかり演じ切られた。

「ダンスウィズミー」は、単純に楽しい娯楽作。
これでいい、と思える痛快さがある。
突っ込みどころは満載。
ツメの甘さもたっぷり。
ダンスや歌のシーンも、ハリウッドと比較すると、なんというか。
だから、
傑作を求めたり、
完成度にこだわったりすると、
あれ?っとなるが、そんなものは求めっこなし。
すっからかんに楽しみましょう。

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中国による米国債売りはあり得るか [経済を眺める楽しみ]

かつて、当時の橋本総理大臣が、
「米国債を売ろうという誘惑に駆られたことがある」
と語ったことがあった。
この発言をきっかけにアメリカ株は急落し、
橋本総理もアメリカの謀略によって政権を追われた、
という言い伝えがある。
発言後、株価が下がったことは確かだが、原因はこれだけではないだろうし、
政権を覆すほどのことではないように思う。
しかし、言い伝えは残っている。
そのくらい、米国債はセンシティブなテーマである。

米財務省の発表によれば、
6月末時点の米国債保有は、日本が中国を逆転し首位となったとのことである。
日本が首位となったのは2017年5月以来となる。
中国がそれほど買い増していない一方、日本は積極的な買いを行った結果、
僅差ではあるが首位交代となった。

アメリカの国債を持つ、ということには、どういう意味があるだろう。
アメリカの赤字をファイナンスするため、とか、アメリカを助けるため、といった意図は基本的にないだろう。
中国が貿易戦争の一環として米国債を売りにかかるとの予測もあると言うが、
本当だろうか。

金利が消失してしまったかのような世界金融市場において、
超大国であるアメリカの発行する基軸通貨であるドル建ての国債には、
安全資産であり、
かつ運用妙味がある、
という強みがある。
売ろうとすれば、
需給の関係で国債価格は下がるだろう。
そうなれば、保有国は含み残を抱えることになる。
だから、現在持っている国が、あえて売りを仕掛けることは通常はない。
買い手がいない国の国債であれば、売り浴びせられることは脅威になるが、
米国債であればそれもない。

どんなに借金を重ねてもアメリカが破産することはない。
破産することのない国の国債は強い。
当然のことである。

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奥川くんに立ち向かう選手たちの笑顔 奥川くんの涙 [ヨモヤ]

去年の段階で、2019年の高校生はまれに見る豊作と予想されていた。
当時2年生だった投手が、3年生顔負けの投球をしていたからで、
特に、
大船渡高校の佐々木朗希くん、
横浜高校の及川雅貴くん、
星稜高校の奥川恭伸くん、
創志学園の西純矢くんの4人は、四天王と騒がれていた。

結局、最後の甲子園にたどり着いたのは星稜の奥川くんただ一人。
佐々木くんに至っては、打たれることさえできないままだった。

そのため、スカウトの中には
「奥川くんのための大会」
などという人もいるらしいが、個々の試合はいつもの年と変わらぬ好試合が展開されている。
特に、タイブレークとなった星稜対智辯和歌山の一戦は、球史に残る名勝負だった。

智辯和歌山という強豪を前に、奥川くんもエンジン全開。
初回から遠慮なく腕を振り、
14回を完投。
165球を投げ、実に23奪三振。
智辯和歌山から23奪三振というのは本当にすごい。

奥川くんにねじ伏せられ、
最後も劇的なホームランで敗戦した智辯和歌山だが、
選手たちは楽しそうにプレーしているように見えた。
化け物的な投球を続ける奥川くんに対し、
全力で向かっていける喜びを感じているようだった。
2回戦で星稜に負けた立命館宇治のメンバーも、奥川くんと戦える喜びにあふれていた。

延長戦に突入し、奥川くんは足がつったようなそぶりを見せた。
それを心配した智辯和歌山の主将黒川くんは、熱中症対策に効果がある錠剤を渡したのだという。
「敵味方は関係なく、奥川を助けたい」
と思ったのだそうだ。

試合終了後、勝った奥川くんが大粒の涙を流していた。
その理由は、
「向こうも本気で日本一を狙っていた学校で、日本一を取ってくれと黒川キャプテンに言われて込み上げるものがあった」
とのことである。
そして、自分の身体を気にかけた黒川くんの行動に対しては、
「こういうところが智弁和歌山の強さなんだと感じた」
と話したそうだ。

勝利至上主義の弊害がどうのこうの、
というおじさま方がおられる。
どこの世界の話だろう。
誰だって勝ちたいに決まっている。
そのためには、なんだってやる覚悟もいる。
それでも、相手を気遣う気持ちは別に持つことができる。
勝っても負けても構わないなどと思ったら、何も楽しくない。
何も見つからない。

選手の健康第一、
という声も聞こえる。
無理に怪我をする必要はないが、
自分のために、仲間のために、
自分に負けた相手のために、
全力を尽くしたいと思うのが当たり前だろう。

この試合も含め、今年の甲子園では楽しそうに野球をしているチームが目立つ気がする。
そりゃそうだ。
だって、野球は楽しいんだから。
甲子園という地球最高の舞台で野球をやっているんだから。
君たちには、世界で一番楽しむ資格がある。

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書評 「弱くても勝てます」 [読書記録]

開成高校と言えば、灘高校と並ぶ、日本有数の超進学校である。
その開成高校の野球部が、「弱くても勝てる」と豪語して、甲子園を目指している?
この本の存在は以前から知っていたが、
いや、いくらなんでも甲子園とか無理でしょう、
と疑念を抱いてしまい、ずっと放置していた。

しかし、このところ、進学校とされている学校の健闘が目立っている。
静岡高校や米子東高校は今年も甲子園に進出したし、
滋賀県の彦根東高校も強い。
激戦区の神奈川では、相模原高校が横浜高校を破った。
ひょっとしたら、開成にも可能性があるのかしらん。
新潮文庫の100冊にも入っているし。
ちょっと読んでみる気になった。

天才たちが集まる学校だけに、何か秘策があるのだろうか。
これまでにないデータに基づいた野球をしているのだろうか。
短い時間での効率的な練習法があるのだろうか。
当然、あるに違いない。
弱いチームが、
甲子園を目指そうというのだから、
何かなければ行けるはずがない。

しかし、
これが、無いのである。
モットーは、
「どさくさに紛れて勝つ」。
エラーなんかどうせなんぼでもしてしまうのだから、そんなことを気にしても仕方がない。
その代わり、こちらも10点も20点も取って勝とうという作戦である。
斬新と言えば斬新だが、
10点も20点も取れるような打者が集まっているわけでもないし、
そのための特別な練習をしているわけでもないので、
絵空事と言えば絵空事である。

とにかくバットを振る、
というのは賛成だが、
自分たちよりはるかに体が大きく、
才能も練習量も負けている野球名門校に勝つ策としては、
あまりにも弱い。

結論として、開成高校野球部が甲子園に行く確率は、
非常に低いと言わざるを得ない。

では、この本がつまらなかったかというと、そんなことはない。
面白かった。
なんとうか、笑えるのである。
それは、力もないのに甲子園を目指していることをあざける笑いでは全くなく、
人間の面白さである。
開成高校の野球部の面々が、実に面白い。
優秀な彼らが、野球という競技の前ではほぼ無力であるところがゆるむ。
受験エリートの限界とかではなく、単なる向き不向きと練習量の問題である。
そのため、なにやら脱力的な面白さがある。

甲子園に行くことはないだろうと思える開成高校野球部だが、
その試合を見てみたい気には、大いになった。
応援したい気にも、大いになった。

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映画評 「Walking Meat」 [映画評]

本作のHPを見ると、
「サブリメイションが放つ、オリジナル短編作品。」
とのことである。
と言われても、そっちの世界に詳しいわけではない私としては、サブリメイションってなんじゃらほい、となるわけだが、
なんでも、2011年に発足したアニメCGスタジオなのだそうだ。
これまで、数々のアニメ作品のCGを担当してきたらしい。
メガホンをとった須貝真也さんにとっては、監督デビュー作となる。

この辺りのことは、映画を観てから知った。
ワクワクしていろいろ知りたくなったのかと言えば、決してそうではない。
なんというか、どうしてこのような映画が公開されたのか気になったのである。

本作は、20分くらいの小作。
そのため、料金も500円だった。
まあ、500円なら、ある程度許容するべきなのだろうか。

主要キャラは4人。
わかってやっているのだろうが、全員がステレオタイプ。
人物背景も何も描かれないままにステレオタイプに話し、行動するので、
意外性はないし、共感もできないし、説得力もない。
気持ちが乗らないまま、オチまで一直線である。

ひょっとしたら、映画として観るのではなく、
CGの作画力を愛でる作品なのだろうか。
そっちの方も、いいのか悪いのか、さっぱりわからなかったが。

いろいろな映画祭への出品がなされているようだが、この作品が評価される映画祭って、どんなものなのか。
評価と言うか、そこまでに達していない気がする。
本当に、20分でよかった。

どんな映画も「万が一」ということがあり、観に行ったことに悔いはない。
だが、公開している人たちは、
自信をもってお届けされているのだろうか?
観た人に後悔させない自信があるのだろうか?
あるのだとしたら、なんだかちょっと怖い。
ないのだとしたら、なぜ公開したのかわからなくなるが。

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「文喫」に見る本屋さんの可能性 [ヨモヤ]

もう長い間、
「本が売れなくなった」
と言われている。
そして、本屋さんもどんどん減っている。
それはそうだろう。
本が売れなくなって、
そんななかでも買ってくれる人の多くがネット経由になってしまっているのだから、
本屋さんの営業が厳しくなって当然である。
特に、小さな本屋さんが続けていくのは至難の業になりつつある。

そんななか、去年の12月、六本木に「文喫」なる本屋さんが誕生した。
普通の本屋さんとは違い、
「入場料のある本屋」
であり、
「本と出会うための本屋」
とされている。
ずっと気になっていたこの店に、ようやく行ってみた。

ちなみに入場料は、税込み1,620円である。
時間制限はなく、
コーヒーか緑茶が何杯でも飲める。
これを高いと思うかどうかだが、私は高いとは思わなかった。
六本木駅から徒歩1分という場所柄もあるし、
本1冊読めばもとが取れると思えば、決して高くはない。

三万冊の蔵書、というが、本の数は少なめ。
ジュンク堂とか、そういうところを想定していくと、「アレっ?」となる。
文喫は、本の数よりその選書で売っているといっていいだろう。
棚づくりも、凝っている。
個人的にはもう少し本の数が欲しいところだが、そういうお店ではないだろう。

客は基本ほったらかしておいてもらえるから、
自由に時間を過ごせる。
何冊も本を持って来て片端から読んでいる人もいれば、
友だちと喋っている人もいる。
本を読む気は全くなく、パソコンカチャカチャの人もいる。
騒がしくしなければなんでもいい。
そこも心地よい。

難を言えば、冷房が効き過ぎて寒くて仕方がなかった点だが、
あのくらいでちょうどいい人もいるのだろう。

本を売る、のではなく、
本のある空間を売る。
こういう本屋さんが増えると、私などにはありがたい。

文喫のHPはこちら
http://bunkitsu.jp/

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映画評 「ラスト・ワルツ」 [映画評]

ずっと以前から、「ラスト・ワルツ」という映画があることは知っていた。
マーティン・スコセッシ監督作品で、ザ・バンドという名前の(すごい名前だ)グループの解散コンサートの様子をとらえたドキュメンタリーだということも知っていた。
おそらく観た方がいい映画なのだろうとも思っていた。
しかし1978年公開の作品で、その当時の私はまだお子様で全く洋楽に興味がなく、
その後も、主体的にこの作品を観ようとまでは思わなかった。

先日、ネットをブラブラしていたら都内で公開されていることを知り、
FBで意見を聞いたところ、
2賢人より、「まあ、観てもいいんじゃない」的な声をいただいた。
今こそ、何十年の思いが果たされるときである。

しかし、なんと言っても、個人的に「ザ・バンド」なるグループへの思い入れがない。
予備知識がない。
知っている曲がない。
夜の上映だったこともあり、
楽曲には字幕がつかないこともあり、
睡魔さんがお越しになることも覚悟した。

ただ、始まってみると、全然眠くはならなかった。
知らない曲ばかりで、
何を言っているのかも全く分からないのだが、
不思議と眠くはならない。
分厚い音に浸されて小気味よい時が流れる。

ドキュメンタリ-ということで、インタビューも挟まれるが、解散の経緯やらが語られるわけではない。
湿っぽさも、全くない。
後で調べると、中心人物だったロビー・ロバートソンという人が勝手に決めてしまった企画らしく、
他のメンバーは解散やツアーを止めることに不満たらたらだったという。
演奏はノリノリでやっているように見えたが、実際には葛藤があったのだ。

ゲストがやたらと豪華で、当時のザ・バンドの位置がわかる。
ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、マディ・ウォーターズ、
ヴァン・モリソン、ドクター・ジョン、ジョニ・ミッチェル、ボビー・チャールズ、
ロニー・ホーキンズ、ポール・バターフィールド、ニール・ダイアモンド、
といった面々である。
ロン・ウッドとリンゴ・スターも、最後にちょっとだけ出てくる。

圧巻というか、なんだか笑ってしまったのは、マディ・ウォーターズとの絡み。
同じようなことを延々とやっているのだが、
途中からそれが私のツボを刺激して、ニヤニヤニヤニヤ笑けてしまった。

演出らしい演出はほとんどなく、ライブの様子が映される。
実際には音は随分足されているらしく、生の演奏とはかなり違うらしいのだが、
まあそれはそれで。
お祭りを見た感じである。
やがて悲しき、という描かれ方はない。

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2年前の私はすごかった・・・ ~ 120㎞とか、霞んで見えない ~ [55歳125キロプロジェクト]

令和2年、西暦2020年向けた個人的プロジェクト。
「55歳過ぎの腰痛持ちが、125キロの速球を投げるプロジェクト」。
2020年の8月以降に125キロを投げるのが目標である。

今年は準備の年として、全力投球は封印し、
投げられる身体づくりに専念。
7月95キロ、8月100キロ、9月105キロくらいで行こうと思っていた。
6月の初投げは92キロとまずは順調に滑り出し、
7月も99キロだったから、数字からはまずは順調。
しかし、なんとなくこの先が平坦ではない気がした。
不安な心を抱えつつの8月の計測は以下のとおり。
DSC_0479.jpg
とりあえず102キロで、計画数値は達成。
出力は抑え気味で、余力は残している。
なのだが・・・。

現状でも、力を入れて投げれば、110キロくらいは行くだろう。
しかし、その上となると心もとない。
というより、行ける気が全くしない。
2年前の私は同じ場所で123キロを計時したのだが、まあ、大したものである。
2年前の自分に脱帽である。
立派なものだ。

思えば、春先から肩肘が痛く、
あたたかくなってからは腰に不安があり、
ちゃんとした筋トレをして来なかった。
お腰様のご機嫌を損ねるので走れないのは仕方がないにしても、
胸筋やら背筋やら腹筋やらは、
お腰様におうかがいながら、少しはやる必要があった。
勝負は来年だから、今年は無理をしないということに注意を払ってはいるが、
このままでは目標に近づける気がしない。

そうなのだ。
この年になると、放っておいたら落ちるばかりなのだ。
落としている場合ではないのだから、なにか手を打たないと。
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映画評 「ONE PIECE STAMPEDE」 [映画評]

私は、「ONE PIECE」に関しては門外漢である。
家にある単行本は第1巻だけ、
映画も劇場で観たのは1本だけ。
正直なところ、本作も観るつもりはなかった。
予告編で魅力が感じられなかったからである。
しかしまあ、せっかくのお盆だし(なにがせっかく?)、大ヒットらしいし、
ということで足を運んでみた。

まあ、なんというかにぎやかな映画であった。
最初から最後まで、ワーワー大騒ぎ。
バトルシーンも満載。
というか、ストーリー部分はほとんどない。
あまり騒々しいので、途中から私に睡魔が忍び寄り、
ドカーン、
ババーン、
とかまびすしい劇場の中、瞼がだんだんと・・・。

ワンピース版アベンジャーズ、といった評も読んだが、
要は、よってたかって悪役を倒すお話。
観に行く前に予想していた面白さの下限辺りの感じであり、
うれしい誤算がなかった代わり、
特に失望もなかったが、
ワンピースファンの皆さんにとってはどうなのだろう。
オールスター総出演で楽しかったね、
と思ってもらえるのなら、それで成功ということだろう。
夏休みだもん、楽しく行きましょうよ、ということで別に悪くはない。
「映画のクオリティでも、てっぺんを獲ってやろう」
という野望はこれっぽっちも感じなかったが、
まあ、それはそれで仕方がない。

なんでも、初日観客動員数が2019年公開映画で第1位を記録したらしいが、
夏休み公開だから、有利な面はあっただろう。
なんにせよ、ヒットはおめでたい。
せっかく作るのだから、もっと遠くに行けばいいのに、
少なくとも行くように頑張ればいいのに、とは思うけれど。

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