SSブログ

シネマ・ロサにて松尾豪監督特集 [映画評]

東京・大阪などに緊急事態宣言が出され、沖縄・埼玉等がまん延防止等重点措置の適用を受けている。
そして、「不要不急の外出・移動の自粛」が広く呼びかけられている。
特に、県境を超えることを慎むようにとされている。

何を持って「不要不急」とするのか、判断は人によってそれぞれだと思う。
ある人から見れば不要なものも、
その人からすれば絶対に必要であるということもあるだろう。
回りから見れば何も急がなくてもと思うことが、
その人からすれば急を要するということもあるだろう。
それぞれが考えるしかない。
正解はないが、悔いのないようにしたい。

池袋のシネマ・ロサという映画館が、「インディーズフィルム・ショウ」という企画を行っている。
映画を志す若者は多いと思うが、なかなか発表の場がない。
そんななか、ロサという素敵な器で上映してもらえるのは素晴らしいことである。

そのロサで、5/1(土)から5/7(金)までの間、松尾豪監督特集を上映している。
松尾監督といえば、私も少し関わらせていただいた「ところざわ学生映画祭」で大活躍された方。
個人的にもお世話になっている。
その方の映画が、ロサで、期間限定でかかるとあって、意を決して都県境を超えた。
意を決するといっても映画を観るだけなのだが。

私が観た5月2日の回は、
1「愛を込めて壁ドンを」
2「ある日のモダン・タイムス」
3「アキスカゾク」
4「グラフィティ・グラフィティ!」
5「二十歳からの旅たち」
の短編5本立て。
1,3,4は観たことがある作品で、
2,5が初見。
「アキスカゾク」を見るのは久しぶりだったが、最初に観たときより面白く感じた。
ということはよほどいい作品なのだと思う。
初見であった2作は、若者らしくというか、ぶっ飛んだ感じ。
2作ともあっという間に終わる作品なのだが、終わった瞬間「マジ?」とつぶやかされた。

ロサで特集されたということは、松尾監督にとっても大きな出来事になったと思う。
劇場内は、あたたかい空間になっていた。
ただし、松尾監督の冒険はまだ始まったばかり。
もっともっといろいろなところに私たちを連れて行ってほしい。

タグ:松尾豪
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事