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相撲界 大丈夫? [ヨモヤ]

子どもの頃は、よく相撲を見ていた。
北の湖関、輪島関による優勝争い、
アイドル的人気のあった貴乃花関、
なんとも言えない愛嬌のあった高見山関、
麒麟児関と富士桜関の突っ張り合戦など、
いろいろ思い出される。

いつごろからか相撲をあまり見なくなり、
白鵬の一人勝ち時代が延々と続く中で、気持ちも徐々に離れてしまった。
ご当地力士が幕内におられるので、その勝ち負けには一喜一憂するし、
優勝争いがどうなっているかも把握しているので、まったくの無関心ではないが、
子どもの頃のようなワクワク感は失った。

だから、相撲には門外漢なのだが、
そんな私でも失望するようなことが次々に起きる。

2010年以降、
朝青龍が数々の不祥事を起こして引退
野球賭博問題が発覚
なんといっても八百長問題による休場
日馬富士傷害事件
繰り返される暴力事件
などなどが起き、コロナ禍では規律違反もたびたび生じている。

現在開催中の5月場所では、
鶴竜の引退、白鵬の休場により、横綱が不在となっている。
看板選手がこうも長く不在となるプロスポーツがほかにあるだろうか。
さらに筆頭大関の朝乃山もキャバクラ通いとその虚偽報告で休場。
スポーツビジネスの体をなしているとは言い難い。

野球と違い、甲子園というスターを生み出す場所はなく、
サッカーと違い、世界につながる道もない。
ボクシングと違い、他国の王者と闘い強さを証明する舞台もない。
相撲を始めようとする子供たちもどんどん減っていきそうで、
相撲界の前途は明るいとは言い難い。

幸い、視聴率などを見ると、完全に見放された状況ではない。
巻き返しのチャンスは十分にある。
問題は、相撲界が健全な危機感を持っているかどうかである。
危機感はさすがに持っているだろう。
しかし、こうも問題が繰り返し起きるところを見ると、
どこまで身に染みておられるのか、はなはだ疑問に思えてしまうのである。

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