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一進一退5回目の「THE W」 ~ 惨劇には至らないが幸せな夜には遠く ~ [ヨモヤ]

「女芸人No1決定戦 THE W」は、今年で5回目となる。
最初の年は、身の毛もよだつような滑り方で、これは2回目はないかもしれないと思った。
2年目も、血も凍るようなダダ滑りで、さすがに3回目はないのではないかと思った。

しかし、3年目に「3時のヒロイン」というスターを生み出すことに成功した。
ほかにも面白い芸人さんがいて、これはWも進化したのかと思った。
しかし、吉住さんが優勝した4回目は、吉住さん以外は大変にしんどかった。

この番組を見るのは勇気がいる。
うすら寒い3時間を過ごすことになるかもしれないし、
その間、家人に冷たい視線を浴びせられ続けることにもなりかねない。
しかし、お笑いにかけている人たちの姿を見届けたい。
今年も勇気を振り絞って。

そんなムキになって言うことでもないが、審査方法がへんてこりん。
勝ち残り方式なのだが、これでは最初にネタをした組は4連勝しなければ勝ち抜けない。
最後にネタをする組は1回だけ勝てばいい。
えらく不公平。
まあ、別にいいですけど。

審査員は、ヒロミさん、久本雅美さん、アンガールズの田中さん、笑い飯の哲夫さん、
ハイヒールのリンゴさん、友近さん、ミルクボーイの駒場さん。
こちらも、なんとも言えない面々。

一本目では、天才ピアニストというコンビのネタが秀逸。
このネタのままキングオブコントに出てもいいところに行けるだろうと思えるレベルだった。

決勝に残ったのは、オダウエダ、Aマッソ、天才ピアニストの3組。
Aマッソは、掴みは余計だったが、全体としては一本目よりはるかによかった。
天才ピアニストは、達者だったが一本目よりは減速。
オダウエダは、ごめんなさい、一本目も二本目もまるでピンと来ませんでした。

採点する立場にいたとしたら、Aマッソと天才ピアニストで迷うだろうなあ、
と思っていたら、優勝はオダウエダ。
ごめんなさい、わかりません。

1年目、2年目の惨劇から比べれば、しっかり見られる芸人さんが増えてきたなとは思う。
少なくとも、身の毛がよだつ感じではない。
ハッピーエンドにはもう少し距離があるけれど。

来年、もっともっと面白い芸人さんが出てきて、
それを上回るネタでAマッソが優勝したら、
心震える幸せな夜になるかもしれない。
来年のことを思えるとは、一歩前に進んだ感もある。

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