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映画評 「TELL ME ~hideと見た景色~」 [映画評]

本作は、1998年に亡くなった元X・JAPANのhideさんの実弟・松本裕士さんによる著書を映画化したもの。
4年ほど前、「HURRY GO ROUND」というhideさんに関するドキュメンタリー映画を観た記憶がある。
hideさんがお亡くなりになってから20年以上経つが、熱心なファンが大勢おられるということだろう。

弟さんの本が原作ということで、弟さんが主役。
こちらを今井翼さんが演じる。
演技は、ふうむ。
もし今井さん以外の俳優さんが演じられていたら、別の味わいがある作品になっていただろうと感じた。

ストーリーも微妙な感じなのだが、圧巻は最後のライブシーン。
私はhideさんのファンというわけでもないのだが、
ここには心を揺さぶられた。
「ROCKET DIVE」
「ピンク スパイダー」
「ever free」
「TELL ME」
と畳みかけてくるところで、なぜかジーンとした。
ほかの箇所は正直なところ、「はれ?」という感じもあるのだが、
ライブシーンで一気に取り返した感じである。
hideさんが生きておられたら、あのあとどんな活躍をされただろう。

「TELL ME ~hideと見た景色~」は、基本的にhideさんのファン向けの映画。
私のような門外漢がどう思うかより、ファンの皆さんがどう感じるかの方がずっと大切。
ファンの皆さんが満足されるのであれば、それで成功と言えるだろう。
門外漢の私も、ライブシーンには持って行かれた。

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