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日本のアニメがアメリカでヒットするのは今や当然の流れ [ヨモヤ]

映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」が、全米で劇場公開された。
3,000館を超える拡大ロードショーであり、週末興行収入ランキングで見事1位を獲得した。

この作品、日本では正直なところ期待ほどヒットしなかった感があり、
興行成績は約25億円とされている。
アメリカでは、8月19日〜21日までの3日間で興行収入2,010万ドル、約27億6,000万円を記録し、
あっという間に日本での数字を超えてしまった。

日本映画がアメリカで首位を飾るのは、
2021年4月に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」以来のこと。
1年半ぶりの首位、となるが、
2021年10月に公開された「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」が4位、
2022年3月に公開された「劇場版 呪術廻戦 0」も2位を記録しているから、
日本アニメが上位に来るのはもう見なれた光景である。

現在日本で大ヒットしている「ONE PIECE FILM RED」は、アメリカであまりワンピース人気が高くないのでどうなるかわからないが、
日本アニメがアメリカでヒットする流れは、しばらくは止まらないだろう。
日本のアニメ業界としても、市場が一気に拡大するのだから悪い話であるはずがない。

しかし、だからといって、アメリカうけを狙った作品を作られてしまうと、
日本のファンとしては興ざめとなる可能性がある。
もともとのファンに刺さる作品を作り続けてほしい。

ただ、ヒットしているとは言っても、いわゆるジャンプ系の作品ばかり。
細田守監督作品はそれほど受け入れられていないようだし、
「ペンギンハイウェイ」
「漁港の肉子ちゃん」
「映画大好きポンポさん」
といった佳作がヒットするという流れにもなっていない。
そこは残念である。
そうした作品がきっちり評価されるようになれば、
日本アニメが世界を席巻、と胸を張れるのだが。

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