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止まらない株高 日経平均40,000円がぼんやり見えてきた [経済を眺める楽しみ]

13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸。
前日比584円65銭高の33,018円65銭で引けた。

年初に25,000円台だったものが、
今や33,000円。
株が騰がるのは目出度い話だが、さすがにスピード違反だろう。
しかし、
ちょっと上げのペースが速すぎる、
というのは、
4月あたりから言われていた。
押し目を待っているうちにここまで来てしまった、
と嘆いている方もおられるだろう。

今の株価水準は、
バブル後最高値、
と言われることが多い。
では、本当の最高値はというと、
1989年12月29日の38,957.44円である。

39,000円というと、現在の33,000円から比べると6,000円ほど高い。
随分差があるように見えるが、
今年はここまでですでに7,000円以上上げている。
と考えると、それほど遠い数字ではない。

また、数字が上がれば上がるほど、同じ上昇率でも変動幅は大きくなる。
20,000円なら30%上がっても6,000円しか変わらないが、
33,000円なら30%上がれば約10,000円変わることになる。
つまりあと20%上がれば史上最高値ということになる。

そもそも株価は上がって当然であり、
30年以上前に記録した数字をいまだに上回れない国など、
日本以外に聞いたことがない。
だから、39,000円を突破したところで、
日本完全復活、
というわけではない。

なのだが、1989年に記録したことも含め、
39,000円という最高値が残り続けていることに、
なにやら象徴的な意味も感じなくない。
であれば、早く突き抜けて行きたいところである。

こんな株高、いつまでも続くはずがない、
と思っている人は少なくないだろう。
そう思うのが当然である。

一方、
来年にも40,000円、という声も聞かれ始めた。
強気の予想であるように聞こえるが、
5月の段階で6月の中旬までに33,000円を超えると予想していた人があまりいなかったように、
来年の40,000円は意外と控えめなのかもしれない。
今のお祭りのような株高は、
そんなことさえ考えさせる。
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