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株価は大幅上昇 内閣支持率は大幅下落  [経済を眺める楽しみ]

このところで行われた各種世論調査において、
岸田内閣の支持率はおしなべて低下した。

FNNの調査では、5月より4ポイント余り下がって46.1%に、
NHKの調査では、5月より3ポイント下がって43%に、
極め付きは毎日新聞の調査で、
5月より12ポイント急落し33%となった。

支持率下落の原因として挙げられているのは、
首相長男による公邸での忘年会開催問題、
マイナンバーカードを巡るトラブルの続出、
「異次元の少子化対策」への失望、
などである。

支持率とは実に読みにくいもので、
なぜこの内閣の支持がこんなに高い、という時もあれば、
なぜこの時期にこんなに下がる、という時もある。
政府としては、一喜一憂せず、すべきことをするしかないのだろう。

さて、内閣の支持率が下がっているこの時期、
株価はグワングワン上がっていた。
バブル後の高値を連日のように更新する盛り上がりで、
世界で一番上がっている市場のようになっていた。

株が上がろうが下がろうが知らんがな、
という方もおられるだろうが、
株が上がれば、
資産が増える個人も大勢おられるし、
企業の含み益も増えるし、
年金の運用益も増える。
経済的には万々歳である。
潤っている方もそれなりにいるはずである。

それなのに支持率は下落。
もちろん、株価の上昇と岸田内閣の政策の間に相関関係が見えないからでもあるだろうけれど。

株の上げ下げに支持率が左右されるのもどうかと思うけれど、
こんなに上がったときに支持率が下がってしまうというのもなんとも。
日本らしい、と言えば言えるけれど。

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